2025年10月27日

「日本にいなかった」…民事訴訟巡り期日に裁判所へ出頭せず 容疑で32歳男を逮捕 福岡

以下は、産経新聞(2025/10/25)からの引用です。

「民事訴訟で指定された期日に裁判所に出頭しなかったとして、福岡県警東署は25日、民事執行法違反(陳述等拒絶)の疑いで福岡市東区照葉、自称、会社員の有藤雄弥容疑者(32)を逮捕した。同署によると「期日に日本にいなかった」と供述している。

逮捕容疑は令和6年6月5日と10月10日、福岡地裁から財産開示の義務者として、手続きの期日に呼び出しを受けながら、正当な理由がないのに出頭しなかったとしている。

同署によると、県警も複数回、出頭を要請したが応じなかったという。」





民事執行法213条は、「執行裁判所の呼出しを受けた財産開示期日において、正当な理由なく、出頭せず、又は宣誓を拒んだ開示義務者」は、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処するものと定めています。

これは、以前は30万円以下の過料の制裁しかなかったものが、数年前の法改正で厳罰化されたものです。

さすがに、逮捕されたのは、県警が県警への出頭を複数回要請したのに、応じなかったからということでしょうね。

posted by 森越 壮史郎 at 19:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月08日

司法試験のデジタル化「受験生が不安定な状況に」日弁連が法務省に改善要求


以下は、弁護士ドットコムニュース(2025年08月07日)からの引用です。

「日本弁護士連合会(日弁連)は8月6日、2026年から実施予定の司法試験のCBT(Computer Based Testing)方式導入について、受験予定者への配慮を求める会長談話を発表した。

法務省に対し、操作性改善や法文の紙媒体配布などの制度設計を早急に整えるよう求めている。

政府は2024年6月の閣議決定で司法試験と司法試験予備試験のデジタル化推進を方針として決定。

CBTとは、従来の紙での筆記試験に代わり、コンピューター画面上で問題を読み、キーボードで解答を入力する試験方式で、ITパスポート試験などで既に導入されている。

法務省が準備を進め、CBTシステムの体験版アプリケーションやQ&Aを公表。

7月30日までに複数回の改定が行われ、CBTテストセンターでの実施やモニター大型化、答案構成用紙の紙媒体配布などが決定された。

●「いまだに検討課題が残されており、受験予定者が不安定な状況に」

しかし日弁連は、法科大学院協会のアンケートで多くの要望が寄せられた、司法試験用法文(六法)や問題文の紙媒体配布が実現されていないことを問題視。

「いまだに検討課題が残されており、司法試験等の試験準備及び習熟期間確保等の面において受験予定者が不安定な状況に置かれている」と指摘した。

談話では、司法試験について「裁判官・検察官・弁護士という法曹三者を選抜する国家試験であり、社会における法的需要に応え、司法基盤を支えるための有為な人材を確保することで、法の支配を実質的に担保する制度である」と位置付け。

「受験者がその実力をありのまま発揮できるよう制度設計されなければならない」と強調している。

日弁連は法務省に対し、「これまでの改定にとどまることなく、アプリケーションの安定した機能提供を含む操作性改善や司法試験用法文等の紙媒体の配布等、受験予定者の声を尊重した制度設計を実現」するよう求めた。」





日弁連の会長談話は↓

法務省のQ&Aによると、令和7年12月頃から令和8年2月頃までの間に、CBTテストセンターにおいてプレテストを行うことを予定してるのだそうです。

posted by 森越 壮史郎 at 17:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月07日

司法試験、全都道府県で 来年PC転換、会場拡大へ


以下は、共同通信(2025年08月06日)からの引用です。

法曹資格を得るための司法試験の会場が、2026年から全都道府県に拡大される見通しとなったことが6日、法務省への取材で分かった。

答案作成を手書きからパソコン入力に切り替える計画に合わせる。

用紙の運搬などが不要で、拡大可能と判断したとみられる。

近年、会場は東京都や大阪市など7、8都市だけで、受験者の居住地によっては早朝の移動や会場近くでの前泊を強いられていた。

法務省によると、各都道府県に少なくとも1カ所の試験場を設置する方向で検討している。

受験者に会場の希望を募った上で割り振る予定。

座席や希望者の数によっては、別の近隣会場で受験する可能性もあるという。

司法試験は例年4日間で、マークシートによる短答式と文章で解答する論文式が行われる。

紙の答案は、大量に手書きする受験者の負担が大きいだけでなく、採点者が文字の判読に悩まされるケースがあった。

26年以降は、会場に集まった受験者に1台ずつパソコンを用意。

モニターに問題が表示され、キーボードを使って解答を入力していく予定という。

法務省のホームページでは体験版を公開している。

同省の担当者は「より多くの有為な人材に法曹を志望してもらえる環境の整備を目指している」とコメントした。

現行方式の最終年とされる今年の司法試験は7月16〜20日に行われ、受験者は3837人(速報値)だった。」





法務省の「司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について」は↓

勿論、受験生は練習に励むのでしょうね。

posted by 森越 壮史郎 at 14:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする