以下は、共同通信(2024年06月13日)からの引用です。
「弁護士としての自身の名義を資格のない人物に利用させたとして、警視庁捜査2課は13日までに、弁護士法違反(非弁護士との提携)の疑いで埼玉県深谷市、弁護士で元衆院議員今野智博(こんの・ともひろ)容疑者(48)を逮捕した。
今野容疑者の名義を利用したとして、同法違反(非弁活動)容疑で29〜51歳の男女10人も逮捕した。
認否を明らかにしていない。
いずれも逮捕は12日。
捜査2課によると、今野容疑者らは2023年9月〜24年3月、詐欺被害の回復を求める北海道や沖縄などの約900人から、着手金約5億円を受け取ったとみられる。
10人は今野容疑者の法律事務所を名乗って業務をしていた疑いがあり、特殊詐欺事件の捜査の中で容疑が浮上。
詐欺グループが関与した可能性もあるとみて調べる。
今野容疑者らは、ホームページから依頼者を集め、10人は振込先の口座凍結などの手続きをしていたが、被害金の返金に至ったケースはほぼなかったとみられる。
「うちの先生は元国会議員ですから」「十分取り戻せる」などと言って着手金を受け取っていたという。
今野容疑者の逮捕容疑は23年12月〜24年1月ごろ、報酬を得る目的で、弁護士ではない10人に自身の名義を利用させ、東京都や埼玉、兵庫両県の男女5人から着手金計約280万円で詐欺事件の被害金返還請求の依頼を受け、事務をさせた疑い。
他に逮捕された10人は千葉県市川市、職業不詳辻直哉(つじ・なおや)容疑者(51)ら。
今野容疑者は12年の衆院選埼玉11区に自民党から立候補し、比例代表北関東ブロックで復活し初当選。
2期務めた後、17年の衆院選にも出馬したが落選した。」
事務所のホームページは閉鎖されていますね↓
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埼玉県弁護士会の会長談話は↓
埼玉県弁護士会のホームページにも、今年の1月23日に、「投資・副業・国際ロマンス詐欺に代表される詐欺案件の依頼にあたってのご注意」というお知らせを掲載していたのですね↓
東京弁護士会や大阪弁護士会のように、名指しではありませんが↓
埼玉県弁護士会の上記お知らせの「当会においても同種の相談が急増しています」「被害者の苦情が、埼玉弁護士会の市民窓口に多く寄せられている」という文言からしても、今野容疑者の行いをある程度把握していたのでしょうが、最後の「なお、このお知らせは、当会よりも先行してこの問題の調査・対応を進めている東京弁護士会と情報交換し、同会が公開している情報を参考にさせていただき掲載しています。」という弱気な文言からすると、確証がなかったということなのでしょうかね。
まさか、元国会議員だからということではありませんよね。