2021年02月19日

司法予備試験442人合格 合格率4・17%、過去最高


以下は、共同通信(2021年02月09日)からの引用です。

「法務省は8日、2020年の司法試験予備試験に計442人が合格したと発表した。

19年より34人減ったが、合格率は4・17%で、11年の試験開始以降最高となった。

合格者は法科大学院を修了しなくても、来年から5年間、司法試験を受験できる。

20年の予備試験出願者は1万5318人で、受験者数は1万608人。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で試験日程を延期し、出願者が希望すれば受験料を返還する措置を講じたため、受験者が減ったとみられる。

合格者のうち出願時に大学生だったのは243人、法科大学院生だったのは95人。

男性は367人、女性は75人だった。

今年1月末時点の合格者の平均年齢は25・89歳。

最年少は18歳、最年長は59歳だった。

予備試験は経済的な事情などで法科大学院を修了できない人が、司法試験の受験資格を得られる制度。

近年は法曹への近道として挑戦する傾向が強まっており、20年司法試験での予備試験ルートの合格者は378人で、合格率は89・36%と過去最高だった。」





司法試験の合格率が上がったのと歩調を揃えて、予備試験の合格率も過去最高となったのですね↓

予備試験は、法科大学院を修了した者と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定することを目的としているのに(司法試験法第5条)、予備試験合格者の司法試験の合格率が圧倒的に高いというのはおかしな話ですから、確かに、予備試験の合格率は、余りにも低すぎだとは思いますが、何とかして、1500人程度の合格者を、堅持しようということなのでしょうね。

posted by 森越 壮史郎 at 16:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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