以下は、日本経済新聞(2020年9月7日)からの引用です。
「全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と厚生労働省がともにつくった中学生のための副読本「B型肝炎 いのちの教育」がこのたび完成した。
原告団の田中義信代表(62)は「極めて貴重な成果だ。新型コロナウイルスの影響で偏見・差別が起きている今、思い切った普及が大切だ」と話した。
完成は、4日に開かれた両者の協議の場とした。
加藤勝信厚労相はそこで、文部科学省と連携の上、公民の授業でB型肝炎訴訟を扱うことを想定し、中学3年の教員への配布を表明した。
授業での活用の希望があれば生徒分も配布する方針。
副読本は、肝炎やウイルスについての説明だけではなく、集団予防接種時の針や筒の連続使用が放置され、その結果40万人以上とも言われるB型肝炎ウイルス感染者が出た歴史を説明。
「誰もが被害者になる可能性がありました」と記す。
感染者が友達や家族に避けられることもあるとし「正しい知識」の重要性を訴える。
そして「差別や偏見のない社会をつくるためにはどうしたら良いか考えてみよう」と呼び掛ける。
差別を受けた当事者や、遺族の体験談も掲載されている。
協議には、沖縄県の40代の原告女性が参加。
女性は、特別支援学校の先生になる夢をB型肝炎によって絶たれた。
自身の中学3年の息子も現在、新型コロナに自分や友人が感染するリスクがある中、悩みながら暮らしているとし「ウイルスはいま、子どもたちが直面する問題。私たちの経験から学べる」と話した。
副読本を読んだ息子は「過ちを認め、将来に生かす大人は格好いい」と言ったという。
加藤厚労相は「教師の夢を諦めながらも今、体験をつないでいる。胸にずっしりときた。悲劇を二度と生まないよう共有したい」と話し、普及を約束した。〔共同〕」
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