以下は、日本経済新聞(2018/5/14)からの引用です。
「2018年度の全国の法科大学院の志願者は前年度比1%減の延べ8058人と11年連続で減少したことが14日、文部科学省のまとめで分かった。
司法試験合格率の低迷などで法科大学院離れが進んでおり、10年前の20%となった。
入学者数は同5%減の1621人で過去最低を更新。
受験者数を全合格者数で割った競争倍率は2倍と横ばいだった。
集計結果は文科省が同日、中央教育審議会の法科大学院等特別委員会で明らかにした。
志願者数は制度創設時の04年の7万2800人をピークに減少が続いている。
18年春に入学者選抜を行ったのは前年より4校少ない39校。
定員は計2330人で前年から236人減った。
入学者数が一番多かったのは東京大(213人)だった。
法科大学院離れの背景としては修了まで6年かかる点も指摘されており、文科省は法学部3年と法科大学院2年で修了できる「5年一貫コース」の設置を大学に促す方針。
特別委はコースの具体的な制度設計について議論を進めている。」
文部科学省の中央教育審議会の法科大学院等特別委員会は↓
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/041/index.htm
法科大学院の志願者数が10年前の8割減というのも凄いですが、創設時からすると殆ど9割減ですね。
法科大学院の入学者数は僅か1621人ですので、司法試験の合格者数1500人が堅持されれば、殆どの人が司法試験に合格できるようになりそうですね↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/453461941.html
目の上のたんこぶの予備試験組がいなくなればですが。
司法の地盤沈下が止まりません。
得をするのは誰でしょうか。
このブログの筆者のホームページはこちら