以下は、北海道新聞(2030/04/20)からの引用です。
「北大法科大学院(札幌市北区)の本年度の入学者数(定員50人)が前年度比14人減の27人となり、2004年の開校以来、初めて30人を下回ったことが19日、同大学院への取材で分かった。
合格者は48人いたが、併願者が関東や関西圏の有名大学院に流れたことが要因とみられる。
北海学園大法科大学院(同市豊平区)が本年度から募集を停止するなど、全国的に法科大学院離れが進んでおり、北大法科大学院は「より教育面を充実させ、入学者の確保を図りたい」としている。
北大法科大学院の入学者は04年度は103人いたが、徐々に減少。
18年度の入学者のうち、北大法学部出身者は例年並みの20人を維持したが、同大学院は「道外出身の法学部生が、道外の大学院に進むケースが増えている」と分析する。
また、04年度に81人いた北大法学部出身者以外の入学者は7人に減少。
関東や関西圏居住の志願者が、地元を選ぶ傾向が高まっている。
北大法科大学院の05〜16年度の修了生の司法試験累計合格率は全国9位の62%を誇るが、同大学院は「法科大学院自体の志願者数が減り、学生がより上位の有名大学院に入学しやすくなっている現状がある」と指摘する。
法科大学院は司法制度改革の柱の一つとして、04年度以降に道内2校を含む74校が開校。
だが、司法試験の合格率の低迷や弁護士の就職難などから、志願者が04年度の7万2800人をピークに激減、17年度は8159人にとどまった。
17年度入試を実施したのは43校で、北海学園大も本年度から募集を停止した。」
2004年には7万2800人もいた法科大学院の志願者数が、2017年度は僅か8159人ですか。
予備試験の志願者数の方が、全然、多いですね↓
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/shikaku_saiyo_index.html
法科大学院に頼らず、自力で予備試験に合格し、早期の司法試験合格を目指す方々にとっては、教育面を充実させられると、かえって、他大学院に流れたくなったりしませんかね。
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