以下は、朝日新聞デジタル(2018年2月20日)からの引用です。
「裁判で争う相手の代理人弁護士が資料を誤送信したことにつけ込み、弁護士から200万円を脅し取ろうとしたとして、東京地検特捜部は20日、東京法務局訟務部の上席訟務官、大輪好二(おおわこうじ)容疑者(55)=東京都小金井市=を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。
認否は明らかにしていない。
発表によると、大輪容疑者は2017年12月20、21日、個人的に裁判で争っていた相手の代理人弁護士から誤って別の裁判の資料が送られてきたため、自身の知人がネットで問題化させる考えだとして、「金を払わないと止められない」「情報漏洩(ろうえい)が(世に)出る」と伝え、この弁護士から200万円を脅し取ろうとした疑いがある。
東京法務局によると、大輪容疑者は17年秋ごろから健康上の理由で休みがちだった。
秋山仁美・同局長は「事実関係を確認の上、厳正に対処する」とするコメントを出した。」
相手方に代理人弁護士がついていれば、こんなことにはならなかったでしょうから、相手方は、本人訴訟だったということでしょうね。
そして、裁判の相手方に誤送信ということですから、FAX提出の中身を間違えたということなのでしょうね。
FAXや電子メールは、宛先を間違ったら直ぐに送信されてしまうので、気を使いますが、別の裁判の資料を送ってしまうのでは、どうしようもありません。
弁護士が自らFAXして、別の裁判の資料を送信してしまうということは、余り考えられないので、指示を受けた事務員が、事件の内容を把握していなかったということでしょうか。
弁護士も恐喝される時代になったのですね。
気を付けなければ。
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