2017年12月18日

最高裁判事で初の旧姓使用へ 来月就任の宮崎氏「当然」


以下は、朝日新聞デジタル(2017年12月8日)からの引用です。

「弁護士の宮崎裕子氏(66)が来年1月、史上6人目の女性最高裁判事に就く。

宮崎氏は結婚で戸籍の姓が変わったが、これまで仕事では旧姓の「宮崎」を使っており、就任後も旧姓を名乗る意向という。

最高裁判事が旧姓を名乗るのは初めてだ。

最高裁は8日、人事を戸籍名で発表し、旧姓を併記した。

宮崎氏は所属する法律事務所を通じて旧姓での報道を強く求めた。

「旧姓を使うことは当然だと思っています」と話しているという。

最高裁は6月に裁判文書で旧姓使用を認めることを発表。

全国の裁判官約3800人のうち、実際に運用が始まる9月1日までに18人が旧姓使用を申請した。

今年1月に最高裁判事を退官した桜井龍子氏は、旧労働省の官僚時代は旧姓を使ったが、判事としては戸籍名を使わざるを得なかった。

夫婦同姓を合憲とした一昨年の大法廷判決では、桜井氏ら女性判事3人を含む5人が「夫婦同姓は違憲」とする反対意見を述べている。」




裁判所も、変わらなきゃですね。




と思ったら、続いて、以下は、同じく朝日新聞デジタル(2017年12月8日)からの引用です。

日弁連、副会長に女性2人以上 「クオータ制」導入へ

「日本弁護士連合会は8日の臨時総会で、副会長のうち2人以上は女性とする「女性副会長クオータ制(男女共同参画推進特別措置)」を導入すると決めた。

現在は13人いる副会長を来年度から15人に増やし、増員した2人は必ず女性とする。

全国の弁護士のうち女性は3月末で18・4%を占める。

中本和洋会長は会見で「憲法の要請である両性の平等を達成するため、社会のモデルとなれるよう力を尽くしたい」と話した。

副会長は任期1年で、各地の弁護士会や地方ごとの連合会が推薦した候補者が就いてきた。

増員分の女性2人は日弁連が推薦委員会を設けて全国から選ぶ。

副会長は東京で働くため、地元の仕事がほぼできなくなる難しさがある。

女性副会長は2003年度に誕生。

12、13年度は2人、14年度は3人に増えたが、15年度は0人。

16年度が1人、今年度も2人だった。

先例として第二東京弁護士会が14年に会則を変え、副会長候補者が定員6人を超えて選挙になった場合は女性2人まで優先的に当選させる制度を導入した。

15年度以降、選挙になった例はないが、毎年2人の女性が副会長に就き、16年度は会長も女性が務めた。

クオータ制は、女性やマイノリティーに一定の比率や人数を割り当てるもの。

諸外国は積極的に導入して議員や会社役員の女性比率を高めてきた。

日本では自発的な努力を促す形が多く、世界経済フォーラムの男女格差指数ランキングは114位まで下がっている。

ジェンダーの問題に詳しい村松泰子・前東京学芸大学長は「日弁連を手本にする組織も出るだろうし、社会全体にプラスの刺激がある」と話す。」




全然知りませんでしたが、弁護士会も変わらなきゃなのですかね。

結局、増員分の女性2人は、東京近郊の弁護士ということになるのでしょうから、地方軽視の感がない訳ではないですが…。

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posted by 森越 壮史郎 at 12:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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