以下は、産経ニュース(2017.11.11)からの引用です。
「札幌市の30代の男性弁護士が6日、タクシー乗車中に暴れて車内を壊した疑いがあることが10日、捜査関係者への取材で分かった。
北海道警は弁護士から器物損壊などの疑いで事情を聴いており、近く書類送検する方針。
捜査関係者によると、男性弁護士は札幌弁護士会所属。
札幌市中央区で6日夜タクシーに乗り、運転席と後部座席の間にある防犯ボードを蹴って壊すなどした疑いが持たれている。
運転手にけがはなかった。
目的地までの経路をめぐって激高したとみられる。
道警は、タクシー会社の被害届を受けてドライブレコーダーを解析。
後部座席の弁護士が、運転手に「何やってんだ」「ふざけんな」などと怒鳴ったり、運転席付近を蹴ったりする映像が写っていた。」
やれやれ…。
示談できれば、刑事事件としては、起訴猶予で済むかも知れませんが、被害者側は、絶対に示談には応じないとのことです。
それでも、器物損壊だけなら、略式罰金というところでしょうが、怒鳴ったり、物を壊したりして、タクシー代金の支払を免れたことは、どうなるのでしょうか。
勿論、弁護士会としても、何のお咎めもなしという訳には、行かないのではないでしょうか。
と思ったら、以下は、北海道新聞(2017/11/15)からの引用です。
タクシー破損疑いの弁護士書類送検 札幌中央署
「札幌中央署は14日、タクシー乗車中に暴れて車内の備品を壊したとして、暴行と器物損壊の疑いで、札幌市中央区北3東5、弁護士杉山央(ひさし)容疑者(37)を書類送検した。
送検容疑は6日午後11時25分ごろ、同市中央区の路上を走行中のタクシー車内で、60代の男性運転手が座る運転席を後部座席から蹴る暴行を加え、運転席の防犯ボードなどを壊した疑い。
運転手にけがはなかった。
同署は走行経路を巡るトラブルとみて調べている。
杉山容疑者が所属する札幌弁護士会の大川哲也会長は14日、「必要な調査を行い、信用回復に向けて厳正に対応する」とのコメントを出した。」
ネット上では既にバレバレでしたが、ついに新聞にも実名が出ましたね。
暴行と器物損壊ですか。
暴れた上に、代金を支払わずにタクシーを降りていますので、2項強盗に該当する可能性がない訳ではないですが、さすがに990円では立件しないのですかね。
運転手さんに怪我がなかったのが、お互いにとって、不幸中の幸いですね。
さて、どうなるのでしょうか。
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