以下は、時事ドットコム(2016/11/30)からの引用です。
「著作権者に無断で漫画などを電子データ化し、販売したとして、京都府警生活経済課などは30日、著作権法違反の疑いで「自炊」代行業の木下裕喜容疑者(35)=京都市左京区下鴨南野々神町=を逮捕した。
「法に触れると思っていた」と容疑を認めているという。
紙の本を電子書籍化するため、スキャナーで読み取り複製する「自炊」と呼ばれる作業の代行サービス業者を相手に作家らが起こした訴訟では、業者側の著作権侵害を認める判決が3月に最高裁で確定している。
府警によると、業者による自炊行為そのものの摘発は全国初という。
逮捕容疑は4〜7月、京都府内の女性2人に販売する目的で、漫画「坂本ですが?」など3作品を無断で電子データに複製した疑い。
また4月ごろ、漫画「るろうに剣心」など3作品を複製し、府内の男女2人に販売した疑い。
同課によると、木下容疑者は2011年2月ごろ、自炊代行の依頼を受ける「scan systems」というホームページを開設。
客から配送された書籍を電子データ化し、350ページまで100円、それ以上は200ページごとに100円で販売していた。
今年9月までに約1200人から依頼を受け、漫画や小説など約2万6000作品をデータ化し、少なくとも750万円を売り上げていた。
依頼のあった作品のうち既に電子化済みのものは、手元のデータを使い回して販売していたという。
民事訴訟で代行業者側は「法で認められた個人利用の複製を補助しただけだ」と主張したが、確定判決は「複製の主体は業者だ」と判断し、自炊代行による著作権侵害を認定していた。
KADOKAWAなど出版4社は30日、「今後も悪質な著作権侵害行為に対しては厳正に対処していく」とするコメントを共同で発表した。」
今年3月の最高裁については↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/435623188.html
半分冗談だったのですが、本当に刑事告発したのですね。
このブログの筆者のホームページはこちら