2016年09月07日

三菱自賠償、軽以外も 8車種燃費、記載値以下


以下は、朝日新聞デジタル(2016年8月30日)からの引用です。

「三菱自動車の燃費不正問題で、販売中の9車種のうち8車種の燃費がカタログ値より最大約8・8%悪いことが国土交通省の測定で分かった。

国交省は30日、三菱自に8車種の販売自粛を求めた。

三菱自は販売を一時停止し、保有者に1台あたり3万〜10万円の賠償金を支払うと発表した。

4月の不正発覚後、三菱自は独自に燃費データの再試験を実施。

6月、軽自動車4車種について燃費がカタログ値より最大16%ほど悪かったとして賠償金を支払う方針を示したが、他の車種については最大3%ほどだったとして、一部におわび金は出したものの、賠償金の対象にはしていなかった。

国交省は三菱自の再試験について、「試験法の趣旨に反し、測定データから走行抵抗値が低いものを抽出する不正な取り扱いをしていた」と指摘した。

例えば、抵抗値は5回走行させて中央の3回の平均を算出するが、三菱自は抵抗の少ない3回をもとに平均値を出していたという。

同省の測定では「RVR」「ミラージュ」など8車種で平均約4%、カタログより悪い燃費数値が出た。

同省は三菱自に対し、燃費値を修正して届け出るよう指示した。

益子修会長兼社長は会見で「法令の定めに規定はないが、法の趣旨にのっとって中間のデータをとることが正しかった。真摯(しんし)に受け止め、お客さまに損害賠償金を支払う」と述べた。

三菱自は、カタログ値とのズレが大きかったRVRで10万円、他は、ズレの大きさにより6万円か3万円を賠償する。

電気自動車「ミニキャブ・ミーブ バン」は無駄に払った電気代がほぼないため対象外とする。

8車種で販売済みなのは約7万6千台。

賠償額は最大70億円になる見込み。

eKワゴンなど軽自動車4車種も加えると、三菱自製の現行全13車種のうち、カタログ値が水増しされていたのは計12車種となった。

これまでの三菱自の賠償では、15万台のうち9万6千台の申請を受け、4627台の支払いをしたという。

国交省は一連の問題発覚後、再発防止策を検討してきた。

虚偽データを提出したメーカーに30万円以下の罰金を科せるよう、道路運送車両法に基づく省令を9月にも改正する。」




全13車種のうち12車種って、ほとんど全車種じゃないですか。

でも、これまでの三菱自動車の賠償では、15万台のうち9万6千台の申請を受けたとのことですので、約3分の2のユーザーは、争うことなく、三菱自動車の提案を受け入れた、ということなのですね。

賠償金の申請書には、これ以上一切の請求をしないという免責条項が、入っていない訳がありませんので。

とはいえ、前回、発表された対象台数は、72万5千台↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/439448790.html

今回、発表されたのが、7万6千台。

これらの3分の1のユーザーが提訴して、契約取消による売買代金全額の返還が認められたら、一体、どの位の金額になるのですかね。

勿論、黙っていないでしょうね↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/440918679.html

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posted by 森越 壮史郎 at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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