時事ドットコムニュース(2016/07/12)からの引用です。
「カネボウ化粧品の製品を使用後に肌がまだらに白くなる白斑被害が生じた問題で、広島県の女性4人が同社に損害賠償を求めた訴訟は12日、広島地裁(小西洋裁判長)で和解が成立した。
弁護団によると、カネボウが各原告に和解金を支払う内容だが、金額は明らかにしていない。
原告の女性は40〜50代。
訴状によると、2009〜13年に同社が開発した美白成分「ロドデノール」を含む化粧水などを使用し、顔や腕などに白斑が生じた。
「商品に欠陥があり、製造者として責任がある」と主張していた。
女性らは弁護団を通じ、「和解できて安心した。今後は治療方法の開発や再発防止に全力を尽くしてほしい」「和解はしたが、残った傷も心の傷も癒えない」などとコメントした。
カネボウ化粧品の話
発症された方には大変申し訳なく思う。
他の裁判所で進行中の訴訟については審理の中で誠実に対応する。」
弁護団の訴訟ということになると、この事件↓の続報ということになりますが、和解成立まで、2年以上ですか。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/393739549.html
弁護団の訴訟で和解ということは、双方が、一定の和解水準について、合意するに至ったということではないかと思いますが、公表しないのは、なぜなのでしょうか。
カネボウ側としては、既に示談した被害者らとの関係で、金額を知られたくないということでしょうか↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/400427186.html
弁護団側としても、請求金額↑と比べて、積極的に公表する程の金額ではないということでしょうか。
となると、今後、全国各地で和解が成立しても、最後まで金額は明らかにならない、ということになるのでしょうか。
大企業や弁護団というのは、単なる一私企業、単なる一弁護士を超えた存在だと思うので、何とも釈然としませんが…。
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