以下は朝日新聞デジタル(2016年6月16日)の引用です。
「予防接種を原因とするB型肝炎訴訟で、肝細胞がんを発症して2012年に25歳で死亡した大阪府の男性の両親に対し、国が3600万円を支払う内容の和解が16日、東京地裁で成立した。
男性は、一次感染者の祖母から母子感染した父親を経た三次感染者。
厚生労働省によると母子・父子感染による三次感染者との和解は初めてで、同様の人に和解金を給付できるよう近く省令を改正する。
弁護団によると、男性は5歳でB型慢性肝炎、25歳で肝細胞がんと診断され、4カ月後に死亡した。
死亡直前にB型肝炎ウイルスのDNAを調べたところ、二次感染者である父親のウイルスと一致した。
感染の経路や経緯は不明だが、父子感染が認められた。
父親と祖母の分はすでに国と和解している。
弁護団によると、今月までに全国で患者1万8520人分の提訴があり、男性のケースが唯一だが、「今後も一定程度起こりうる」としている。」
三次感染者の和解自体が、初めてな訳がありませんので、母子感染×父子感染が、初めてということでしょうね。
ご自分自身は、単なる無症候性キャリアだし、高齢だから、今更、発症しないだろうし、面倒臭そうだからと、提訴しない方もいるかも知れませんが、一次感染が集団予防接種によるものと認められなければ、お子さんやお孫さんは、救済されません。
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