以下は、朝日新聞デジタル(2015年10月16日)からの引用です。
「グーグルで名前などを検索すると逮捕歴が分かるとして、男性が米グーグルを相手取り、検索結果を消すよう求める訴訟をさいたま地裁に起こした。
逮捕歴がわかることで、更生を妨げられると訴えている。
16日に第1回口頭弁論があり、グーグルは請求棄却を求める答弁書を提出。
知る権利を損なうとして、争う姿勢を示した。
更生を理由に検索結果の削除だけを求める訴訟はめずらしい。
訴状などによると、男性は約4年前に女子高生に金を払ってわいせつな行為をしたとして逮捕され、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で罰金50万円の略式命令を受けた。
その後、グーグルで検索すると、逮捕時の実名入りの記事を転載した掲示板などが表示された。
男性は検索結果を消すよう求め、仮処分申請。
さいたま地裁は男性の主張を大筋で認め、グーグルに削除を命じる仮処分決定を6月に出した。
検索結果は消されたが、グーグル側は決定を不服とし、男性に正式な訴訟を起こすよう求める「起訴命令」を申し立てていた。
男性は「実名報道を表示する公益性は喪失しており、更生を妨げられない利益が優位」だなどと主張している。
グーグル日本法人は16日、「(検索結果は)人々の知る権利に貢献するという観点から、引き続き裁判で争います」とコメントした。」
この記事↓の続報ですね。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/421881036.html
仮処分は飽くまで仮の処分なので、本案訴訟で白黒をつけることができることになっています↓
http://www.courts.go.jp/tokyo/saiban/minzi_section09/sonota_tetuzuki/
仮処分に対する異議申立という手続もありますが↓、じっくりと腰を据えて、本案訴訟で争いたいということのようです。
http://www.courts.go.jp/tokyo/saiban/minzi_section09/huhuku_mousitate/
さて、どうなるのでしょうか。
最高裁まで、行くのでしょうか。
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