以下は、YOMIURI ONLINE(2015年09月08日)からの引用です。
「法務省の司法試験委員会は8日、今年の司法試験の合格者を発表した。
合格者は1850人で、前年より40人増えて3年ぶりに増加に転じたものの、ほぼ横ばいだった。
法科大学院を修了せず、予備試験で受験資格を得た合格者は186人で、過去最多だった昨年より23人増。
「予備試験組」の合格者数は初めて全体の1割超を占め、法科大学院74校(廃止含む)で合格者が最も多かった中央大(170人)を上回った。
政府は今年6月、年間の合格者数を「1500人以上」とする数値目標を決定。
合格者数が昨年よりも減ることが懸念されたが、前年並みの水準を維持した。
この結果、合格率も23・08%と、前年比0・5ポイントの微増。
ただ、法科大学院制度が当初想定していた合格率7〜8割を大きく下回る状況は続いている。
予備試験は、経済的に法科大学院に通えない学生や社会人らの受験を想定し、「例外ルート」として2011年に始まった。
予備試験組の合格者数は3年連続で増加し、合格率も、どの大学院よりも高い61・79%を記録。
合格者のうち現役の大学生や法科大学院生は127人を占めた。
今後、優秀な学生ほど、大学卒業後もさらに2〜3年学ばなければいけない法科大学院を敬遠し、予備試験を選択する傾向が一層強まる可能性がある。」
日弁連の会長談話は↓ですが、アリバイ的な感じ。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2015/150908.html
札幌弁護士会の会長声明は↓ですが、悲鳴に近い感じ。
http://satsuben.or.jp/info/statement/2015/08.html
随分と温度差がありますね。
自由競争による自然淘汰は、まだまだ続きます。
得をするのは、誰でしょうか。
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