以下は、YOMIURI ONLINE(2015年09月02日)からの引用です。
「石川県内の弁護士でつくる金沢弁護士会は2日、依頼を受けた案件2件を放置し、着手金計約230万円の速やかな返還を怠ったとして、同会所属の押野毅たけし弁護士(57)を1日付で業務停止2か月の懲戒処分としたと発表した。
押野弁護士は1日夜、金沢市の自宅で首をつって死亡しているのが見つかり、県警が自殺とみて調べている。
同会によると、押野弁護士は2012年2月、夫の不倫相手に慰謝料の支払いを求める依頼者から着手金33万6000円を受け取ったが提訴せず、返金に応じたのは懲戒請求申し立て後の14年5月だった。
00年1月頃に請け負った損害賠償請求の案件では、10年以上にわたり提訴せず、着手金200万円の返金に応じたのは紛議調停申し立て後の13年12月だった。」
死ぬ気になればと言いますが…。
事件放置は、古くからある弁護士の不祥事の一類型ですが、心の病なのだと思います。
ですので、研修などを強化したところで、どうにかなるものではありません。
まあ、業務上横領も、犯罪であることも、刑務所行きとなることも、百も承知で、手を染めてしまう訳ですから、同じようなものだと思います。
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