以下は、産経WEST(2015.6.11)からの引用です。
「大阪弁護士会所属の男性弁護士が、訴訟を依頼された大阪府南部の建設会社とその経営者に対し、実際は提訴していないのに提訴したと見せかけるため、大阪地裁などの判決文や決定書を偽造していた疑いのあることが11日、分かった。
地裁も偽造された可能性が高いとみて捜査機関に相談している。
これまでに顧問料と着手金として弁護士に約1700万円を支払ったといい、会社側は慰謝料を含む約2千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴。
弁護士側は同日の第1回口頭弁論に欠席したが、答弁書で請求棄却を求めている。
会社側の代理人弁護士によると、弁護士本人は偽造を認め、謝罪しているという。
訴状によると、建設会社や経営者は複数の訴訟をこの弁護士に依頼。
平成17年4月〜22年3月、着手金と顧問料として計約1700万円を支払った。
ところが弁護士は提訴せず、偽造した大阪地裁などの判決文、決定書を会社に示し、訴訟が進んでいるように装っていた。
訴訟の進展を不審に思った会社側が別の弁護士に調査を依頼した結果、地裁などに記録自体が存在せず、文書が偽造されていたことが判明した。
判決文や決定書には事件番号や係属部などの記載がなかったり、当時在籍していない裁判官名が記載されたりしていたという。
大阪地裁は「外部からの照会で調査した結果、裁判所の文書が偽造された疑いがあることが判明し、捜査機関に相談している。捜査に支障があるので詳細は答えられない」としている。」
確かに、こういう弁護士↑もいる訳なので、何とも言えないかも知れませんね↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/420555936.html
ただ、札幌弁護士会でも、以前、同じような不祥事がありましたが、一生懸命嘘を言い、一生懸命判決等を偽造するよりかは、普通に仕事をした方が、よっぽど楽な筈なのに、こういうことになってしまうのは、心の病なのではないかと思います。
それにしても、5年間で1700万円ということは、平均すると1年340万円、私には、およそ考えられない金額ですが、顧問料まで返せということは、事件の依頼を契機に、顧問契約をしたのに、ということなのでしょうか。
このブログの筆者のホームページはこちら