以下は、47NEWS(2015/02/23)からの引用です。
「通過すれば法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる予備試験の今年の出願者数が2014年より79人少ない1万2543人(速報値)となり、11年の制度開始以降初めて前年を下回ったことが23日、法務省のまとめで分かった。
法科大学院の志願者も04年度は約7万2千人だったが、14年度は1万1450人にまで激減しており、弁護士の就職難などを理由とした法曹志望者の減少が背景にあるとみられる。
予備試験は経済的事情などで法科大学院に通えない人を想定して導入されたが、現役学生が法曹(裁判官、検事、弁護士)への「近道」として受験するケースが多い。」
人気があるとされている予備試験ですら↓、出願者減ですか。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/414636935.html
法曹と言っても、元々、裁判官と検事は一握りで、圧倒的多数は弁護士ですが、司法試験合格者が大幅に増員されても、裁判官と検事の数は殆ど変わらず、弁護士だけが大増員。
人並み以上の能力があり、人並み以上の努力をして、ようやく司法試験に合格しても、裁判官や検事は狭き門、弁護士になっても、まともに生活できるかどうかわからないというのでは↓、司法試験を目指さない、という選択をする方が、普通ですよね。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/414581057.html
このまま、尻すぼみとなって、どこかで均衡するのでしょうが、誰のための、何のための、司法改革だったのでしょうか。
これでもまだ、合格者3000人堅持などという人は、いるのでしょうか。
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