以下は、時事ドットコム(2014/02/25)からの引用です。
「NHKの全理事10人が、籾井勝人会長に日付の入っていない辞表を提出していることが25日、分かった。
同日の衆院総務委員会で福田昭夫氏(民主)の質問に対し、塚田祐之専務理事ら10人の理事が明らかにした。
辞表は籾井会長が預かっているとみられる。
放送法では、NHKの副会長と理事は経営委員会(浜田健一郎委員長)の同意の下、会長が任免できると規定している。
福田氏は辞表を提出させた理由を尋ねたが、籾井会長は「人事上の問題。コメントは控えたい」と明言を避けた。
籾井会長は各理事の答弁後、「各理事は事実をそのまま述べたと思う。それはそれで結構ではないか」と話し、理事全員の辞表提出を認めた。
福田氏は「人事権を振りかざす行為」と批判し、辞任を要求。
これに対し、同会長は「公共放送の使命を果たし、引き続き会長の責任を全うしたい」と述べ、辞任する考えがないことを改めて強調した。
今月12日付で就任した堂元光副会長は「辞表は出していない」と語った。」
従業員を採用する際に、日付が空欄の退職願を、あらかじめ提出させる経営者がいるでしょうか。
結婚する際に、日付が空欄の離婚届を、あらかじめ提出させる夫がいるでしょうか。
いずれも、裁判になれば、無効と判断されるに、違いありません。
自分のやっていることが、尋常なことではないとは、思わないのですかね。
と思っていたら、以下は、毎日新聞(2014年02月26日)からの引用です。
「NHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長は26日の衆院予算委員会分科会で、1月25日の就任初日に理事10人全員から辞表を取り付けたことについて、「辞表を預かったことで、(理事が)萎縮するとは思っていない。一般社会ではよくあること」と述べ、問題はないとの認識を示した。
民主党の階猛(しな・たけし)氏の質問に答えた。
新藤義孝総務相も「罷免するために辞表を得たわけではないと理解している。日付が入っていないので、辞表そのものに効力はない。心を合わせて頑張っていこうということ」と述べ、籾井会長を擁護した。
連日国会に参考人として招致される状態が続いていることについて、籾井会長は「異常な事態と認識している」と述べた。」
一般社会では、まず、あり得ないことだと思いますが。
この人は、大した問題発言や問題行動をしている訳ではない自分が、連日国会に参考人として招致されていること自体が、「異常な事態」だと思っているのではないですかね。
こんな方がトップで、3000万円を超える役員報酬を貰っていて、勿論、それは受信料から出ている訳ですから、このままでは、不払い運動でも起こるのではないでしょうか。
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