以下は、札幌弁護士会の弁護士コラム隔週一言(2104/01/01)↓からの引用です。
http://ukokoro.satsuben.or.jp/column/2014/01/233/
「謹賀新年
森越 壮史郎 弁護士
新年明けましておめでとうございます。
最近は、EメールやSNSに押され気味のようですですが、社会人同士の新年の挨拶と言えば、やはり年賀状が定番だと思います。
私が弁護士1年目のときに事件を受任し、無事解決した依頼者の方が、十数年ぶりに、ちょっとした法律相談に来たことがあります。
その方から、「その節は大変お世話になりました。お陰様でその後幸せな生活を送っています。」との言葉を頂きました。
何よりも弁護士冥利に尽きる言葉です。
続いて、「年賀状も出さずに申し訳ありませんでした。」とのことでしたが、「私も出していませんので、お互い様ですよ。」と答えました。
依頼者の方にとっては、事件の解決によって得られるものが大きければ大きいほど、解決までの道のりで、大変な思いをしていることになります。
ですから、我々弁護士に事件を依頼して解決したことは、決して良い思い出ではなく、むしろ忘れ去りたい過去なのではないかと思います。
そう考えると、依頼者だった方々に、年賀状を送り続ける気にはならないのですが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」
という訳で、遅ればせながら、皆様、本年も宜しくお願い致します。
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