以下は、時事ドットコム(2013/07/22)からの引用です。
「21日投開票の参院選で、「1票の格差」是正を求める升永英俊弁護士らのグループが22日、全47選挙区について、人口比例に基づいた定数配分をしておらず違憲として、選挙無効を求め、全国14の高裁と高裁支部に一斉に訴訟を起こした。
衆参両院選挙の無効訴訟で、全選挙区を対象としたのは初。
別の弁護士グループも同日午前、広島県選挙区の無効を求め広島高裁に提訴している。
最高裁は2012年10月、最大5.00倍の格差があった10年7月の前回参院選を「違憲状態」とする判決を言い渡した。
その後、国は選挙区定数を「4増4減」する法改正を行い、格差縮小を図った。
一方、升永弁護士らのグループは訴状で、今回の参院選で議員1人当たりの有権者数が最も多い北海道と、最少の鳥取の1票格差は4.77倍となり、投票価値の平等に違反していると主張した。
提訴後に記者会見した升永弁護士は「全選挙区で提訴したことで、(判決で)無効となった選挙区の定数配分を、訴訟が起こされなかった選挙区の議員が決める不公平はなくなる」と強調した。
また、伊藤真弁護士は4増4減について「全く憲法の要請に応えていない」と批判、「憲法を守らない人が、憲法改正を議論するのはいかがなものか」と訴えた。
二つの弁護士グループは12年12月の衆院選についても訴訟を起こしており、高裁段階で「違憲・無効」2件、「違憲」12件、「違憲状態」2件の判決が出た。
最高裁大法廷が早ければ年内にも統一判断を示すとみられる。」
自民党の圧勝でしたが、当然、こういうことになりますよね↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/297937959.html
我々弁護士は、目の上のたんこぶみたいなものでしょうね。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ