2013年05月30日

「ロト6を操作できる」詐欺で1600万円被害 富山


以下は、MSN産経ニュース(2013.5.24)からの引用です。

「富山県警南砺署は24日、同市の男性会社員(52)が数字選択式宝くじ「ロト6」の当せん番号を教えると持ち掛けられ、情報料名目で計約1600万円をだましとられたと明らかにした。

詐欺事件として調べる。

南砺署によると、「ロト6の当せん予想番号を配信する会社の社員だ」と名乗る男から2月以降、会社員に電話があり、「抽せんを操作できる。お金を払えば当たり情報を教える。お金は当せんした時に返す」などと説明を受けた。

男性は指定された口座に、2月から今月16日まで24回にわたって現金を振り込み、10日にはロト7の番号を教えられたが、はずれたという。

20日に相手と連絡がとれなくなり、南砺署に相談した。

男性は、同様の詐欺事件があることを知っていたが「同じ担当者と電話が通じたので、だまされていないと思った」と話しているという。」




続いて、以下は、YOMIURI ONLINE(2013年5月22日)からの引用です。

「ロト6」当選番号を事前に…詐欺の手口とは

「数字選択式宝くじ「ロト6」の当選番号を事前に教えるなどと持ちかけ、情報提供料を名目に金をだまし取る詐欺事件が全国で相次いでいる。

抽選直後に当選番号を知ることができる仕組みを悪用したとみられ、21日には福島県会津若松市で、70歳代の会社社長男性が約2700万円をだまし取られた事件が発覚。

警察は注意を呼び掛けている。

福島県警によると、男性は3月上旬、ロト6関係会社の社員を名乗る男から、「抽選前に2等の当選番号を入手できる」と電話で持ちかけられた。

男が告げた番号を男性が翌日の新聞で確認すると、前日に抽選が行われた当選番号が一致していた。

男性は男が事前に当選番号を入手できると信じ、5月上旬までに計8回、情報提供の保証金名目で計約2700万円を振り込んだ。

しかし、その後に教えられた番号は全て外れ、男とも連絡が取れなくなったため、会津若松署に被害届を出した。

みずほ銀行によると、ロト6の抽選の模様はインターネットで配信しており、当選番号を即座に知ることができる。

男はこれを悪用し、最初に男性に電話した際、抽選直後に知った番号を教えたとみられる。

同様の手口の事件は今年に入り、福島県のほか長野、新潟、宮崎、山口の各県などで少なくとも15件以上発覚。

長野県伊那市では、60歳代の女性が計約3000万円をだまし取られた。




更に、以下も、同じくYOMIURI ONLINE(2013年4月17日)からの引用です。

「ロト6」詐欺、宮崎・大分で多額被害

宮崎南署は16日、宝くじの「ロト6」の当選番号を教えるなどとうそを言われ、宮崎市内のパート従業員の女性(50歳代)が約1500万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。

発表によると、女性宅に2月頃、情報提供会社員を名乗る男から電話があり、「当選番号を教える。明日の朝刊を見て」と告げた。

女性が翌日、新聞で教えられた番号を確認、信用して連絡すると「2等は800万円で教えるが、もう少し振り込めば1等の番号を教える」と言われ、17回にわたり計約1500万円を振り込んだ。

男と連絡が取れなくなったため、同署に相談して被害が発覚した。

同署によると、ロト6の当選番号は毎週月曜と木曜の午後7時頃にネット上で公表され、翌朝の新聞に掲載される。

同じ手口で3月、児湯郡の女性が410万円をだまし取られる被害が発生し、県警は注意を呼びかけている。

◆大分・豊後大野では1200万円

豊後大野署は16日、豊後大野市の女性(65)が、数字選択式宝くじ「ロト6」の当選番号に関する情報を教えると持ちかけられ、約1200万円をだまし取られたと発表した。

発表によると、女性の携帯電話に1月、知らない男から電話があり、「当選番号には法則がある。450万円払えば情報を入手できる」などと持ちかけられた。

女性は、男の指示に従い、2月に数回にわたって県内の金融機関から計450万円を振り込んだ。

その後、男から「当選者が受け取りに来ていない金がある。あなたに受け取ってもらいたい。受け取るには金がいる」などと言われ、4月までに約750万円を振り込んだ。

男は、当選した宝くじを一緒に換金しに行くとして、16日に大分市内で会う約束をした。

しかし、男は現れず、女性が警察に相談して発覚した。」




まだまだ沢山あるのですが、そんな美味い話が本当なら、わざわざ他人に教えないで、自分だけで儲けるに決まってると思うのですが。

しかも、同様の詐欺事件があることを知っているのに、騙され続けるとは…。

テレビでも、事件の内容を再現したものを、放映しているのを見ましたが、注意を喚起するというよりも、むしろ、模倣犯を増やしているだけのような感じですね。

更には、インターネットで検索すると、「詐欺被害を解決します」的なサイトもありますが、どんなもんなんでしょうか。

2次被害に遭わないためにも、やはり、警察に行くのが、一番だと思います。

我々弁護士も、口座凍結の手続はしますが、警察も、勿論、口座凍結の手続をしています↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/355024559.html

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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