以下は、YOMIURI ONLINE(2013年5月15日)からの引用です。
「裁判官などの法律家をめざす人が受験する司法試験が15日、東京、大阪など全国7都市の計11会場で始まった。
法務省によると、受験者数は7653人(速報値)で、昨年(8387人)に続き、2年連続で減少した。
試験は4日間行われ、合格発表は9月10日。
法科大学院修了者が受験する新司法試験が2006年に始まってから増加していた受験者数は、昨年初めて減少に転じ、今年は減少幅がさらに広がった。
合格率の低迷で法科大学院の入学希望者が減ったことなどが、受験者数の減少につながったとみられる。
一方、法科大学院を修了しなくても、合格すれば来年以降の司法試験の受験資格を得られる「予備試験」は5月19日から始まる。
予備試験の出願者数は過去最多の1万1255人で、法科大学院離れが顕著になっている。」
法務省のホームページ↓には、今回の司法試験の出願者数、受験予定者数を含めた過去の司法試験の結果が掲載されているものの、受験状況はまだ掲載されていませんが、そのうち確定値が掲載されるものと思います。
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00026.html
大学を卒業し、更に法科大学院を卒業し、何とか司法試験に合格し、司法修習を終了し、無事2回試験にも合格して、ようやく、法曹(裁判官・検察官・弁護士)の仲間入りです。
裁判官や検察官になれば、公務員ですから、所得は安定していますが、日弁連の統計資料↓を見てもわかるとおり、元々、一握りしかなれない上、このご時世では、裁判官や検察官を希望する人が多いでしょうから、ここでも狭き門ということになります。
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/books/data/2012/whitepaper_saibankan_kensatukan_bengosisuii2012.pdf
結局、圧倒的多数は、弁護士になる訳ですが、その現状はこのていたらくですから↓、貧すれば鈍すで、不祥事が次々と発覚。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/361178068.html
ハイコスト・ハイリスク・ロウリターンでは、人材が集まる訳がありません。
札幌弁護士会は、5月13日付で、「法曹養成制度検討会議・中間的取りまとめに対する意見を発表しました↓
http://www.satsuben.or.jp/info/statement/pdf/130516_hoso.pdf
合格者1000人でも、なお弁護士は増え続ける訳ですが…。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ