以下は、毎日jp(2013年04月29日)からの引用です。
「集団予防接種での注射器使い回しによりB型肝炎ウイルスに感染したとして、国に損害賠償を求めた「B型肝炎訴訟」の北陸訴訟で、富山、石川、福井の北陸3県の原告17人が26日、金沢地裁に追加提訴した。
各地での一斉提訴の一環で、北陸訴訟は23回目。
今回も含め、これまでに提訴した被害者は、すでに和解した50人を含めて158人。
新たに提訴したのは慢性肝炎や肝がんなどを発症した石川、福井、富山の30〜70代の男女。
慢性肝炎を患う金沢市の50代男性は「検査のたび、現在の生活が維持できなくなるのではないかと不安になる。一日も早い和解を望んでいる」とコメントした。
弁護団は富山中央法律事務所(076・423・2466)で無料相談を受け付けている。」
先週末、B型肝炎訴訟の全国一斉提訴があり、全国で306名、北海道で66名の方の一斉提訴を行いました。
私が弁護団に入るきっかけ↓となった依頼者の方の件も、今回、提訴することができました。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/312123479.html
先週は、22日(月)に北海道弁護団の私の所属する班の会議、23日(火)に提訴済みの案件の資料提出、24日(水)に北海道弁護団の弁護団会議、そして26日(金)が全国一斉提訴でした。
この時代ですから、当然のことながら、会議だけでなく、メーリングリストでのやり取りもあり、北海道弁護団のメーリングリスト、全国弁護団のメーリングリストを介して、連日、たくさんのやり取りが行われています(勿論、個人情報は、やりとりしません)。
私自身、過去に、B型肝炎に罹患された方の肝癌の見落としを巡る医療過誤訴訟で、地裁・高裁ともに勝ち切った経験があるのですが、初めて弁護団会議に出席した時は、何が議論されているのかということ自体が、わからないこともありました。
半年近く経ち、ようやく議論について行けるようになって来ましたが、北海道弁護団は勿論、全国の弁護団とのやり取りがあるため、一見乗り越えられない壁があるように見えるケースでも、その壁を乗り越える方策が見つかったりすることは、多々あります。
全国弁護団のホームページ↓によると、北海道弁護団(札幌地裁)だけでも、提訴した原告の方々の人数は1132名、そのうち和解が成立した方々の人数が431名、全国での合計は、それぞれ、7555名、2577名にも及んでいます(今回の提訴分を含まない本年4月1日現在)。
http://bkan.jp/numbers.html
B型肝炎訴訟を取り扱っている旨を標榜している法律事務所もあるようですが、個々の法律事務所と弁護団とでは、経験数の差、情報量の差、ノウハウの差は、桁違いだと思います。
B型肝炎訴訟に関するお問い合わせは、全国B型肝炎訴訟北海道弁護団↓の事務局までお願い致します。
http://www.b-kan-sosho.jp/
〒060-0042 札幌市中央区大通西12丁目ウエスト12ビル4階
全国B型肝炎訴訟北海道弁護団事務局
TEL 011-231-1941
FAX 011-231-1942
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
http://bkan.jp/numbers.html
4月26日現在で、北海道弁護団で提訴した原告の方々の人数は1199名、和解が成立した方々の人数は431名、全国での合計は、それぞれ、8004名、2791名だそうです。