以下は、FNNニュース(2013/04/04)からの引用です。
「東京弁護士会の元副会長の弁護士が、成年後見人を務めていた女性の財産を着服していた問題で、弁護士が、FNNの取材に応じ、「家のローンなどを支払うために着服した」と横領の事実を認めた。
松原厚弁護士は「被後見人に対しては、申し訳ないと思っていますから、できるだけ早く弁済したい」と語った。
東京弁護士会元副会長の松原厚弁護士(76)は、成年後見人を務めていた千葉県に住む女性の財産およそ3,900万円を、自分の口座に勝手に移すなどして、着服していた疑いが持たれている。
松原弁護士は「この家のローンのお金が逼迫(ひっぱく)していた。こういう物品買うのに、ローンで買っているからね」と語っていた。
このように、松原弁護士は「ローンの返済などのため」と横領の事実を認めたが、着服した3,900万円のうち、2,500万円については、「必要経費だった」と話している。
松原弁護士は「(2,500万円は)食費ならびに電車賃とか、わたしのつぶした時間に対する費用補填(ほてん)。2,500万円については、長期にわたって、彼女のために使っているわけだから。これ有益費だから」と語っていた。
成年後見人を務める弁護士による不正行為が相次いでいることから、東京弁護士会は、松原弁護士の懲戒処分に向けて調査を進めるとともに、業務上横領容疑での刑事告発も検討している。」
到底、弁護士とは思えない発言内容ですね。
弁護士にも、運転免許のように、高齢者講習や、予備検査が、必要なのではないでしょうか。
東京や大阪には、派閥というものがあり、弁護士会の人事も、派閥で決めているようなのですが、東京弁護士会の元副会長ですら、このていたらくということは、派閥も機能しなくなっているということなのでしょうか。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ