以下は、毎日jp(2013年04月03日)からの引用です。
「集団予防接種が原因でB型肝炎に感染した人のうち、約4割が感染したことを地域住民に秘密にしているとの調査結果が3日、厚生労働省検討会で報告された。
職場の同僚に伝えない感染者も約3割いた。
不利な扱いを受けることなどを恐れているのが理由といい、病気の進行・発症だけでなく、偏見を懸念しながら生活している実態が浮かんだ。
調査は検討会に設置された研究班(班長、多田羅浩三・日本公衆衛生協会長)が今年1〜2月、全国のB型肝炎訴訟で和解が成立した感染者1485人を対象に実施。
弁護団を通じて調査票を配布し、このうち1311人から回答を得た。
感染を秘密にしている相手(複数回答)は、地域住民41%▽職場の同僚28.5%で、親友に伝えない人も23.6%いた。
理由は「不利な扱いを受ける恐れがある」が最多(57.9%)だった。
実際に嫌な思いをした経験については、「民間保険加入を断られた」(27.3%)▽「陰口をたたかれた」(12.4%)▽「職場で不当・不可解な扱いを受けた」(11.1%)が挙がった。
また、国の医療費助成制度を利用していない人が617人(47.1%)で、このうち3割以上が「制度を知らない」と回答。
検討会の出席者は周知方法の課題のほか、「職場などに知られるのを恐れて利用しない人もいるのではないか」と指摘した。」
厚生労働省検討会とは、「集団予防接種等によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討会」↓のことです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000ahdf.html#shingi19
勿論、B型肝炎訴訟北海道弁護団↓も、全面的に調査に協力し、北海道で和解が成立した方々のうち、100名近くの方々が、回答を寄せている筈です。
http://www.b-kan-sosho.jp/
このように、B型肝炎訴訟北海道弁護団は、B型肝炎訴訟という個々の被害者の方々の救済に対して、極めて先駆的な役割を果たしてきただけでなく↓、恒久対策・真相究明・再発防止等、様々な活動に取り組んでいます。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/312123479.html
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札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ