以下は、時事ドットコム時事ドットコム(2013/03/29)からの引用です。
「携帯電話の2年契約プランで、中途解約すると解約金が掛かるとした条項は違法として、京都市の消費者団体などがKDDI(au)を相手に条項の使用禁止などを求めた訴訟の控訴審判決が29日、大阪高裁であった。
小島浩裁判長は「消費者の利益を一方的に害するとは言えない」と述べ、条項は適法と判断。
解約金の一部返還を命じた一審京都地裁判決を取り消した。
原告側は上告する方針。
同じ消費者団体がNTTドコモやソフトバンクモバイルを相手に起こした訴訟では、ドコモが一、二審とも勝訴。
ソフトバンクも一審で勝訴しており、最高裁と大阪高裁でそれぞれ係争中。
判決によると、auの2年契約プラン「誰でも割」は、中途解約すると一律9975円の解約金が掛かる。
小島裁判長は利用者が解約した場合のKDDIの損害を月4000円と認定。
「解約時の残り契約期間は平均12カ月余りで、解約金はKDDIの平均的な損害を超えず合理的」と判断した。
契約期間についても著しく長期とは言えないとした。」
当該消費者団体のホームページ↓に、判決全文が、掲載されていました。
http://kccn.jp/
これまでの経緯や法律上の争点については↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/303304467.html
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/306867400.html
いずれにしても、上告審勝負になることは、双方とも、当然、予定しているところだと思いますが、2年丁度で解約すると損害がないのに、更に2年経つ前に解約すると損害が生じるというのは、何か数字のマジックのように感じるのですが…。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ