以下は、毎日jp(2013年02月28日)からの引用です。
「札幌高裁は27日、札幌高・地裁庁舎(札幌市中央区大通西11)で3月1日から金属探知機による全入庁者の所持品検査を常時実施すると発表した。
高裁は「ここ数年、職員や訴訟当事者に危害が加えられるケースが目立つため」と説明。
全国では、東京高・地裁と知財高裁が入る裁判所合同庁舎(東京都千代田区)に続き2例目とみられる。
探知機は高さ約2メートルで、空港にあるものと同じゲート型。
他に手で持つハンディータイプも用い、民間警備員数人が検査に当たる。
庁舎管理規程で裁判所は銃や爆発物の持ち込みを禁じている。
ナイフやハサミ、木刀なども規制の対象となるといい、発見された場合は預かった上で入庁を許可する。
高裁は「危害行為防止が目的で、検査に応じてもらえない方は入庁を断ることもある。混雑緩和のため、来庁者は時間に余裕をもって来てほしい」と話す。
旭川や函館など他地裁で導入する予定は無いという。」
我々に対しても、裁判所からの事前の協議は一切なく、突然、「実施します」とのことでしたので、喧々諤々の議論となっています。
東京では既に行われているということですが、オウムのサリン事件などがあった時代のことなので、特に議論にはなっていないのでしょうか。
ちなみに、我々弁護士は、金属探知機も所持品検査も不要とのことなので、「毎日のように行くのに面倒臭い」という次元の議論ではありません。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ