以下は、MSN産経ニュース(2012.10.30)からの引用です。
「三井住友銀行などのインターネットバンキングのホームページで顧客の暗証番号などを求める不正な画面が表示される問題で、同行の口座から別の口座に約200万円が不正送金されていたことが30日、同行への取材で分かった。
不正送金の被害が確認されたのは初めて。
警視庁は暗証番号などが不正に入手されて悪用されたとみて、不正アクセス禁止法違反容疑で捜査している。
同行によると、利用者のネット口座から29日午前、利用者の知らない口座に約200万円が不正送金された。
利用者はネット口座にログインした際に、暗証番号を求める不正画面が表示され、暗証番号を入力したという。
同行では25日以降、暗証番号の入力を求める不正画面が表示される被害報告が相次いでおり、暗証番号を打ち込んだりしないよう注意を呼びかけている。
同行のサーバーには異常がないことから、利用者のパソコンがウイルスに感染した可能性が高いという。
問い合わせはフリーダイアル0120・56・3143。
受付は毎日午前9時〜午後9時。」
続いて、以下は、MSN産経ニュース(2012.10.31)からの引用です。
送金先に「中国人名義」の口座 ネットバンク不正事件、背後に中国人犯行グループ?
「三井住友銀行のインターネットバンキングで暗証番号を求める不正画面が表示され、利用者の口座から約200万円が不正送金された事件で、送金先の一部の口座が中国人名義だったことが31日、捜査関係者への取材で分かった。
送金先の口座は既に凍結され、預金は残っているという。
警視庁は背後に中国人の犯行グループがいるとみて捜査している。
捜査関係者によると、29日午後、同行の関西地方の男性の口座から、約200万円が別口座に振り込まれた。
その後、その口座から中国人名義を含む3口座に分散して送金されたという。
口座はそれぞれ別の地域のものだった。」
恐らく、例によって、海外サーバーを経由してのアクセスなので、犯人の特定は困難を極めるのでしょうね↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/297062913.html
第三者名義の銀行口座も、インターネットなどで数万円で売買されているという話です(口座を売った被告人の国選弁護を担当したこともあります)。
ATMで現金を引き出す「出し子」なども、インターネットで募集したアルバイトだったりするそうです。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/290207452.html
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/251215970.html
インターネット犯罪の捜査には、国際的な協力が不可欠ですが、何せ、中国自体が、インターネット犯罪組織の庇護国家であるとの指摘もありますので…↓
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=26671
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ