以下は、YOMIURI ONLINE(2012年9月18日)からの引用です。
「病気が治るなどと偽り磁気ネックレスなどを売ったとして、愛知県警は18日、東京都中央区の健康器具販売会社「外山(とやま)」(解散)元社長、外山良夫容疑者(67)ら同社の元幹部ら3人を、詐欺や特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで逮捕した。
県警は、年間売り上げが20億円にのぼっていたとみて被害実態を調べる方針だ。
捜査関係者によると、外山容疑者は2010年、営業担当の社員や幹部会員の男2人と共謀。
名古屋市内の70歳代男性と60歳代の女性の夫婦に、磁気ネックレスやブレスレットなどのセットを販売する際、「がんが消える」「免疫力が高まる」などと偽り、123万4000円をだましとった疑いが持たれている。
同社は2001年の設立以降、新たに会員を獲得すれば紹介した会員も代金の一部を受け取ることができる「マルチ商法」(連鎖販売取引)で会員を増やし、最大5万人が会員登録していた。」
私自身は相談を受けたことはありませんが、弁護士同士のメーリングリストで、最近、何人かの弁護士から、投稿があったところでした。
「病気が治る」×「マルチで儲かる」という、二重の意味で人の心理に付け入るひどい詐欺商法ですが、今後は、「被害回復してあげる」という二次被害にも注意が必要でしょうね。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ