2012年07月31日

児童虐待:昨年度5万9862件 最多更新、増加率は鈍化


以下は、毎日jp(2012年07月26日)からの引用です。

「厚生労働省は26日、全国の206児童相談所(児相)が11年度に対応した児童虐待(18歳未満)の件数が前年度比5.7%増の5万9862件(速報値)となり、過去最多を更新したと発表した。

増加率が速報値ベースで28.1%に達した前年度に比べると増え方は鈍化、同省は「警察との連携が奏功した自治体もある」と分析している。

都道府県と政令指定都市・中核市別では、大阪府(大阪市、堺市除く)が5711件で最多。

東京都が4559件で続いた。

前年度からの増加率が高かったのは▽新潟市(1.52倍、563件)▽相模原市(1.37倍、778件)▽名古屋市(1.36倍、1129件)など。

東日本大震災と福島第1原発事故の影響で、前年度は集計から除かれた福島県は259件だった。

虐待する恐れのある家庭への児相の強制立ち入り調査は11年度は1件、対象児童2人(10年度は2件2人)だけ。

親が兄弟の登校を長期間禁止し、学校や児相が繰り返し訪問しても接触できなかったケースだった。

強制立ち入りに先立つ「出頭要求」は26件35人と前年度(50件72人)から半減した。

また、児相所長が虐待する親の親権停止(最長2年間)を家裁に申し立てたのは、今年4月の民法改正で申し立てが可能になってから7件(6自治体)だった。

認められたのは、身体的虐待を加えていた女子高生を家で受け入れず、施設入所も認めない親について、関西地方の児相が申し立てた1件。

関西の別の児相は、子供に必要な手術や検査に同意をしない親について申し立て、親権停止の仮処分が出た。」



厚生労働省のホームページに、詳細な報告書が掲載されています↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002fxos.html

親からしてこのていたらくでは、子供のいじめなど防ぎようがありませんね。

学校側に問題がなかったかをきちんと検証することは当然必要ですが、それだけで全てが解決する訳ではないと思います。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック