以下は、毎日jp(2012年06月25日)からの引用です。
「あごの骨に金属製の人工歯根を埋め込んで人工の歯を取り付けるインプラント治療で、治療している歯科医の6割が何らかのトラブルを経験していたことが、日本歯科医学会の初めての全国調査で分かった。
手術設備や治療前の検査にもばらつきがあった。
同学会は調査結果を基に、インプラント治療のガイドライン作りを始める方針だ。
インプラント治療は、入れ歯よりも自分の歯のように強くかめる半面、治療を巡るトラブルがあとを絶たない。
日本歯科医学会は3月、全国の歯科医師会を通じて歯科診療所の医師1000人に調査票を送り、423人から回答を得た。
その結果、この治療に取り組む289人のうち、60.8%が治療による何らかのトラブルを経験していた。
具体的には▽人工歯の破損が67.5%▽インプラント周囲の炎症が55.4%−−などだった。
また、4人に1人が「神経のまひ」や「異常出血」などの重い医療トラブルを経験していた。
手術を手術室でするかや治療前の検査内容にばらつきがあることも分かった。
インプラント治療はほとんどが自由診療でこれまで治療のガイドラインがなかった。
調査を担当した栗原英見広島大教授は「他の歯科診療所の取り組みを知る機会を設けるなど、ガイドラインが守られるための仕組みも作りたい」と話している。」
国民生活センターの「歯科インプラント治療に係る問題−身体的トラブルを中心に−」は↓
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20111222_2.html
インプラントに関するトラブルは、以前より問題となっていましたが↓、ようやく動き出しましたね。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/246665191.html
治療に関するガイドラインはこれを待つとしても、医療法における病院等の広告規制は↓
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/
こんな規制があることを、業界の方々はご存じなのでしょうかね。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ