以下は、毎日jp(2012年04月12日)からの引用です。
北海道を代表する土産菓子「白い恋人」を製造・販売する石屋製菓(札幌市西区)が商標権を侵害されたとして、吉本興業(大阪市)などに菓子「面白い恋人」の販売差し止めや損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が11日、札幌地裁(浅井憲裁判長)であった。
吉本興業側は請求棄却を求めた。
吉本興業側は答弁書で「『白い恋人』は雪山がデザインされ北海道銘菓の文字がある。こちらは大阪城と大阪新名物と描かれており、外観の違いは大きい」「意味、読み方も違い、大阪などでの限定販売で商品を混同することはない」などと主張した。
弁論終了後、記者会見した吉本興業の渡辺宙志(たかし)法務本部長は、「争うのは本意ではない。和解も含め互いにメリットのある関係を築きたい」と語った。
石屋製菓側は「吉本興業側の主張は全く根拠がない。今後答弁書などを精査し細部についても反論する」とのコメントを出した。
石屋製菓は昨年11月、「長年かけて築き上げた信用や名声にただ乗りしている」として販売差し止めと廃棄を求め提訴。
今年1月には約1億2000万円の損害賠償を追加請求した。」
札幌地裁とのことですので、やはり吉本興業側の大阪地裁への移送申立に対して、石屋製菓側は反対し、移送申立は却下されたのですね↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/249018471.html
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/239732903.html
吉本興業側は、いつも話し合いによる円満な解決を強調していますが、マスコミに取り上げられることによって、ますます認知度も売り上げも上がる一方ですし↑、石屋製菓側にとっても、一定の宣伝効果はあるでしょうから、そう簡単には和解は成立しないのではないかという気がします。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ