2012年04月04日

進学塾、教材に教科書ほぼ引用=著作権管理法人、説明要請へ


以下は、時事ドットコム(2012/04/03)からの引用です。

「学習塾を全国展開する東証1部上場の進学会(札幌市)の教材に、国語と英語の教科書がほぼそのまま引用されていることが3日、分かった。

教科書会社から著作権管理を委託されている一般社団法人「教学図書協会」(東京都江東区)は、進学会が許諾を得ないまま無断利用した疑いがあるとみて、説明を求める方針だ。

同協会によると、引用が確認された進学会の教材は、中2英語の1冊、小6・中1国語の2冊ずつで計5冊。

表紙に「東」「教」と記され、それぞれ東京書籍、教育出版の教科書に対応。

文学作品などが同じ順番で掲載され、関連する出題が添えられていた。

目次も教科書通りだという。

教科書に載っている文学作品などの著作権は作家側にあるが、各学年に合わせた書き換えや題材の選択を経ており、全体の著作権は教科書会社にある。

塾が教材に引用するには教科書会社側の許諾も得て、使用料を払わなければいけない。

同協会は、無断利用が確認されれば、過去の使用料や反則金の支払いなどを求める可能性があるとしている。

進学会は取材に対し、「担当者が席を外している」としている。」


塾は学校の授業を補うものなので、教科書の内容に沿っているのは当然のことで、何が問題なのだろうかと思ったら、1部上場企業たるものが、著作権者の許諾を得ず、著作権の使用料を支払っていなかったとは!

私の子供は北大学力増進会には通っていませんが、通っている友人が何人もいますので、教材が使用できなくなる事態だけは何とか避けて欲しいものです。

新年度が始まるこの時期に、なぜこのような報道がなされるに至ったのであろうかとは思いますが、違法なのであれば、仕方のないことです。

他の塾は大丈夫なのかと心配してしまいますね。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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