以下は、朝日新聞デジタル(2012年2月11日)からの引用です。
「日本弁護士連合会(会員約3万2千人)の次期会長選が10日、投開票された。
立候補している4人のうち、規定の当選条件を満たした候補者がおらず、当選者が決まらなかった。
3月14日に上位2人による再投票が実施される。
再投票は2010年の前回選挙に続いて2回目。
今回の会長選は、現職の宇都宮健児氏(65)=東京弁護士会=が会長選史上初めて再選を目指して立候補したことから、結果が注目されてきた。
仮集計によると、投票総数は1万9906票。
1位は主流派閥が推した山岸憲司氏(63)=東京弁護士会元会長=で7958票、宇都宮氏は2位の6608票だった。
尾崎純理氏(64)=第二東京弁護士会元会長=は3位、森川文人氏(49)=同弁護士会元副会長=は4位だった。
規定では、票数でトップとなっても、全国に52ある弁護士会の3分の1(18会)以上で最多票を得なければ当選できない。
山岸氏は所属する東京弁護士会など12会しかとれず、条件を満たせなかった。
一方、宇都宮氏がトップだったのは37会。
前回選挙で、司法試験合格者を政府計画の年間3千人から1500人程度に減らすよう訴え、競争激化に不満を持つ地方や若手から強い支持を得た。
増員路線を進めた主流派閥への不信感もあり、今回も地方では無派閥の宇都宮氏に期待が集まった。
山岸氏と宇都宮氏による再投票で決着がつかなければ、改めて候補者の募集からやり直す「再選挙」が4月27日に実施されることになる。」
3月9日(金)から既に不在者投票は始まっており、本日は再投票日です。
弁護士総数は約3万2000人で、投票総数は1万9906票とのことですので、先日の1回目の投票では、1万2000人以上の弁護士が、投票していないことになります。
いわゆる組織票の弁護士は、万難排して投票している筈ですので、再投票では、先日投票しなかった浮遊票・浮動票の弁護士が投票することにより、投票率が上がるのかどうか。
2年前の選挙では、再投票で投票率が上がり、その分宇都宮候補に多目に上乗せとなり、決着が着いた訳ですが、今回は、どうなるでしょうか。
選挙管理委員なので、これから再投票の立会、その後、引き続き、開票作業です。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ