以下は、時事ドットコム(2012/02/16)からの引用です。
「2011年に全国の警察が摘発した児童虐待事件は、前年比32件増の384件、被害児童は38人増の398人で、いずれも統計を取り始めた1999年以降、過去最多だったことが16日、警察庁のまとめで分かった。
虐待で死亡した子どもは前年より6人増えて39人。
ゼロ歳児が10人と約4分の1を占めた。
このほか、心中事件に巻き込まれたり、出産直後に遺棄されたりするなどして33人が死亡した。
児童虐待の摘発件数は6年連続で増加し、02年以降の10年間で倍増。
近隣住民が虐待の恐れがあるとして通報するケースなどが増え、早期の発見、摘発がしやすくなったことが理由とみられる。
虐待の内訳は、暴行などの身体的虐待が270件と最多で、全体の7割を占めた。
次いで前年比43.3%増と急増した性的虐待が96件、育児放棄が17件、心理的虐待が1件だった。
児童虐待の加害者となった保護者は409人で過去最多。
実父(134人)と実母(119人)で61.9%を占め、ほかに養父82人、母親の内縁の夫が60人などだった。」
最近、幼児虐待の事件が多く、しかも残虐化しているように感じていましたが↓、やはりそうなのですね。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/240753952.html
通報するケースが増え、早期の発見、摘発がしやすくなったことが理由とされていますが、それだけの話でしょうか。
日本全体を覆う不景気感、あせり、失望、苛立ちが、抵抗できない幼児に向かってしまっているように思います。
札幌弁護士会でも、毎週木曜日の16:00〜18:00、こどもの権利110番を行っているのですが(電話番号011-281-5110)↓、認知度の低さ、広報の足りなさが問題です。
http://www.satsuben.or.jp/center/general_info/embarrassed.html
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ