2012年01月17日

歯科インプラント 「続く痛み」相談増加


以下は、MSN産経ニュース(2012.1.10 )からの引用です。

「欠損した歯に土台(人工歯根)を埋め込み、人工の歯を作るインプラント治療(自由診療)で、痛みや腫れが続くなど、健康被害を訴える相談が増えている。

国民生活センターによると、歯科インプラント治療の健康被害に関する相談は、昨年11月までの5年間で343件。

平成18年は38件だったが、22年には82件。

痛みや腫れ、人工歯根の破損、化膿(かのう)や炎症などを訴える人が多く、症状が続いた期間が分かっている204件のうち、4割以上が1年以上と答えた。

岡山県に住む60代の女性は、1本13万円と比較的安価な医院をインターネットで見つけ、5本の歯をインプラントにした。

しかし、治療後の痛みが取れず、他の病院で診察を受けたところ、5本のうち2本と別の歯1本を抜いてやり直すことになったという。

同センターは「医療機関や歯科医師によって、治療水準に差がある恐れがある」と分析している。

また、インターネットやチラシに不適切な広告があるとして、消費者に注意を呼びかけるとともに、関係機関に対し、十分な情報提供や治療のガイドラインを定めるよう要望している。」


確かに、インプラントに限ったことではありませんが、美辞麗句ばかりを並べ立てた宣伝広告も少なくないようには思いますし、裁判所のホームページ↓で検索しただけでも、歯科治療に関する裁判例は少なくありません。
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0010?action_id=first&hanreiSrchKbn=01

とは言え、私の親しい友人の歯科医の受け売りではありますが、身体に人工のものを入れるのですから、全く不具合がないことなどあり得ないことは当然であり、それは、たとえ歯1本であっても、例外ではないと思います。

お互いのためにも、充分な説明と、明確な同意が、必要ですね。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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