以下は、NHK NEWS WEB(12月21日)からの引用です。
「法律の専門家を養成する制度の見直しを検討している民主党の作業チームは、年明けからの本格的な議論を前に論点整理の案をまとめ、法科大学院の修了を司法試験の受験資格としている制度を見直しの対象にすることになりました。
平成16年にスタートした法科大学院は、質の高い法律の専門家を増やすことを目標としていましたが、法科大学院を出た人の司法試験の合格率が5年続けて過去最低を更新して、ことしは23.5%にとどまるなど目標の実現にほど遠いのが現状です。
こうしたなかで、法律の専門家を養成する制度の見直しを検討している民主党の作業チームがまとめた論点整理の案では、法科大学院の定員や教育内容が適正かどうかに加え、法科大学院の修了を司法試験の受験資格としている制度を維持すべきかどうかも議論の対象にするとしています。
さらに、法科大学院の志願者が減少している現状をどう分析するかや、司法試験の合格者数が適正かどうかなどについても議論するとしています。
民主党の作業チームは、この論点整理の案を正式に了承したうえで、年明けから制度の見直しに向けた本格的な議論を始めることにしています。」
法科大学院に通うために多額の出費と長い年月を費やしているのに、法科大学院の授業が、司法試験には余り役に立っていないという話を良く耳にしますので↓、法科大学院の修了を司法試験の受験資格とすることが良いことだとは思いませんが、今の制度を前提として司法試験を目指している方々に対する配慮も必要だと思います。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/236425605.html
司法試験の合格率が低迷している現状では↓、法科大学院の志望者が減少するのは当然です。
http://morikoshi-law.com/mainichishinbun_110908.html
司法試験に合格しても、司法修習生の期間の生活費も貸与制↓、しかも就職もままならないのでは↓、尚更です。
http://morikoshi-law.com/asahishinbun_110825.html
http://morikoshi-law.com/cyuunichishinbun_110923.html
http://morikoshi-law.com/mainichishinbun_111203.html
http://morikoshi-law.com/asahishinbun_111215.html
加えて、いつ、どのように制度が見直されるのかも不透明では、多様かつ有能な人材が集まる訳はありません。
現状を踏まえた、早急かつ現実的な見直しが必要だと思います↓
http://satsuben.or.jp/info/statement/2011/res01.html
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ