以下は、YOMIURI ONLINE(2011年12月10日)からの引用です。
「問題となっている「茶のしずく石鹸」の旧製品(国民生活センター提供) 福岡県大野城市の化粧品製造販売会社「悠香」が通信販売した「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品による小麦アレルギー発症問題で、消費者庁が昨年1月に国民生活センターから寄せられた健康被害報告など、外部からの情報を再三、放置していたことがわかった。
悠香の製品をめぐる問題が表面化したのは今年5月以降で、同庁の対応の遅れが被害拡大につながった可能性も出てきた。
消費者庁によると、同センターから昨年1月、「茶のしずく石鹸の利用者6人がアレルギーになったと医師から情報提供があった」と電話で連絡が入った。
商品名を明らかにしたうえでの報告で、消費者安全法に基づく通知とすべきかどうかを相談するものだった。
同法は国の組織などに対し、重大な事故などの情報を同庁に通知するよう求めている。
同庁は消費者の安全確保のために情報を有効活用し、迅速かつ的確に集約・分析して、結果を公表する義務を負っている。
しかし、同庁は同センターに通知を出すよう指示しなかったうえ、特に何の対応も取らなかった。」
今頃になってようやくわかったのですか。
死者や重傷者が出たケースですら、事業者が認識していない事故が多数あったとのことですから、茶のしずくについても、当然、対応は遅れていたと思っていましたが↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/237885512.html
外部から指摘されない限り、できるだけ不祥事は公表しないようにするのは、わが国に限らず、あらゆる組織に共通する問題でしょうか。
札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ