以下は、YOMIURI ONLINEからの引用です。
「りそな、みずほ両銀行が発行した信用状(LC)を悪用し、架空輸入で計約82億円を両行から詐取したとして、大阪地検特捜部は23日、衣料品製造会社「U.F.O.」(東京都中央区、民事再生手続き中)社長の谷絹子(61)、夫で元取締役の誠(68)両容疑者を詐欺容疑で再逮捕した。
特捜部はすでに2人を、民事再生法違反(報告、検査の拒絶)容疑で逮捕しており、同日、絹子容疑者を同法違反で起訴した。
発表によると、2人は2008年1月〜6月、U社の中国現地法人からの婦人服の輸入を仮装。LC発行を両行に依頼し、虚偽の船荷書類を提出して輸入代金を立て替えさせ、だまし取った疑い。
立て替え額は、りそな銀行が約50億円、みずほ銀行が約32億円。現地法人ではなく、U社名義の国内口座に振り込まれたという。」
先日の報道を見た時には、民事再生法違反で逮捕?しかも大阪地検特捜部?と思っていたが、ナルホド。
破産手続だと、第三者の弁護士が破産管財人に選任され、全てが明るみになってしまうから、従来の経営者が経営を継続しながら手続を進めることができるDIP型の民事再生手続を利用しようとした訳だ。