2022年12月13日

家賃滞納者追い出し条項は違法 悪質契約制限、最高裁が初判断


以下は、共同通信(2022年12月12日)からの引用です。

「賃貸住宅の家賃を借り主が2カ月滞納するなどして連絡も取れない場合、物件を明け渡したとみなす家賃保証会社の契約条項の是非が争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷は12日、消費者契約法に基づいて条項を違法とする初判断を示し、条項の使用差し止めを命じた。

滞納者を事実上追い出す悪質な条項を制限した形となった。

賃貸住宅では入居に当たり、滞納時に家賃を家主側へ立て替え払いする家賃保証会社との契約を求めるケースが近年急増。

堺徹裁判長は借り主の権利が一方的に制限されているとして、消費者契約法上の「消費者の利益を一方的に害する条項」に該当すると判断した。」






早速、裁判所のホームページに掲載されています↓

正確には、「賃料等の不払があるときに連帯保証人が無催告にて賃貸借契約を解除することができる旨を定める条項」と、「賃料等の不払等の事情が存するときに連帯保証人が賃貸住宅の明渡しがあったものとみなすことができる旨を定める条項」ですね。

前者の理由の中で引用されている最高裁昭和43年11月21日判決は↓

「賃借人が支払を怠った賃料等の合計額が賃料3か月分以上に達したときは、賃貸人は無催告にて原契約を解除することができる。」というような条項は、むしろ一般的な条項だと思いますが、賃貸人からの解除でも、必ずしも無催告解除が認められるとは限らないので、注意が必要です。

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2022年11月22日

司法試験予備試験に472人が合格 最年少は18歳


以下は、弁護士ドットコムニュース(2022年11月17日)からの引用です。
「法務省は11月17日、司法試験予備試験の最終合格者が前年比5人増の472人だったと発表した。
近年注目される最年少合格者は18歳だった(2022年12月31日現在)。
2022年度は1万3004人が受験。
5月の短答式を2829人、7月の論文式を481人がクリアし、11月上旬の口述式試験に臨んでいた。
合格者の男女比は男性399人、女性73人で、女性の割合は15.47%。
平均年齢は27.73歳で、最高年齢が64歳、最低年齢が18歳だった。
職種別にみると、大学生が196人、法科大学院生が124人、無職48人、会社員45人、公務員30人など(いずれも出願時)。
前年に比べて大学生の合格者が減り、法科大学院生の合格が増えた。
予備試験は金銭上の理由などで法科大学院に進学することが困難な人たちのための救済策として2011年から始まった。
合格者は翌年から5年間、司法試験を受験できる。」





法務省のホームページに、詳しい情報が掲載されています↓

1万3004人が受験して472人が合格ですから、合格率は約3.6%、昔の司法試験並みとまでは行かないものの、相当低い合格率ですから、予備試験組の殆どが、今の合格率が50%近い司法試験に合格するのは、当然のことですね。

先日、東京の大手の某法律事務所に勤務している後輩と一杯やりましたが、その手の法律事務所では、予備試験組しか採用しないのだそうです。

裁判官や検察官は、どうなのですかね。

posted by 森越 壮史郎 at 14:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月26日

予備試験、481人が論文合格 11月の口述へ


以下は、弁護士ドットコム(2022年10月20日)からの引用です。

「法務省は10月20日、司法試験予備試験の論文式試験の合格発表をおこなった。

2695人が受験し、481人(前年比2人増)が合格した。

予備試験は2011年スタート。

試験内容が違うため単純比較はできないが、今回最高点の360.73点と平均点の210.45点はいずれも過去最高。

一方、最低点の6.95点も過去最低だった。

11月5、6日に口述試験があり、最終合格発表は11月17日。

なお、近年の論文式試験の合格者数は以下の通り。

2021年:479人

2020年:464人

2019年:494人

2018年:459人

2017年:469人」





法務省のホームページに、詳しい情報が掲載されています↓

2695人が受験し481人合格で合格率は約17.8%とは、随分合格率が高いなあと思ったら、その前に短答式でふるいにかけられていました。

短答式の受験者数が1万3004人ですし↓、更に口述もありますから、やっぱり3%くらいですかね。

それにしても、短答式で2829人合格しているのに↑、論文式の受験者数が2695人ですから、100人以上が論文式を受験していないのですね。

新型コロナの影響ですかね。

posted by 森越 壮史郎 at 19:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする