2026年01月19日

B型肝炎「再々発型」患者も救済で全国初の合意…福岡高裁「速やかに広く被害救済が進むことを希望する」


以下は、讀賣新聞オンライン(2026/01/16)からの引用です。

「乳幼児期の集団予防接種が原因で、B型肝炎の発症を繰り返す患者らが国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審は15日、福岡高裁(河合芳光裁判長)で和解が成立した。

3度目の発症をした「再々発型」患者を初めて救済する。

国側と合意した枠組みは全国の原告に適用され、これまで給付金を満額受け取れなかった患者も救済されることになる。

2021年の最高裁判決は、20年で賠償請求権が消滅する除斥期間の起算点を再発時として「再発型」患者を救済する初判断を示し、これにとどまらない「全体的な解決」も補足意見として付言した。

判決に基づき、別訴訟の控訴審が継続していた福岡高裁で、全国の再発型、再々発型の原告を救済する枠組みを決める協議が続けられていた。

15日は2回目と3回目の発症も起算点とする「基本合意書」に国側と弁護団が合意した。

合意書に基づき、1審・福岡地裁で敗訴し、控訴していた60〜70歳代の原告7人(再発6人、再々発1人)について和解が成立した。

弁護団によると、高裁は「速やかに、広く被害救済が進むことを希望する」との考えを示した。

合意書には救済する患者の条件や、過去の医療記録がない患者も条件付きで認定する枠組みが盛り込まれた。

弁護団が訴訟を担当する全国約400人の原告のうち、約160人が再発型や再々発型に該当する可能性がある。

弁護団によると、提訴していない患者も一定数いるとみられる。

B型肝炎を巡っては、慢性患者の場合、裁判を起こして和解すれば最大1250万円の給付金が支払われる。

一方、20年の除斥期間が経過した場合は満額の4分の1以下と設定されている。

今回の合意は今後提訴する全国の原告にも適用され、すでに減額されて給付を受けた元原告も差額を受け取れるという。

再々発型の三重県の女性(70歳代)は「お金の問題ではなく、国の責任で長く苦しんだ人ほど救済されない不平等な制度が許せなかった。救済対象となり、安心している」と述べた。

九州弁護団の小宮和彦代表は「解決に向けた大きな一歩」と評価した一方で、肝機能値の異常が20年以上続く「継続型」などの救済が難しいことを挙げ、「国策の集団予防接種による感染。除斥期間の適用は権利の乱用だという闘いは続けていく」と述べた。

厚生労働省は「早期の救済が進むよう取り組んでいく」とコメントした。」





厚生労働省のホームページにも、早速、「基本合意書(その3)について」が掲載されています↓

基本合意書(その3)のPDFファイル↓の末尾を見ればわかるとおり、全国B型肝炎訴訟原告団 ・全国B型肝炎訴訟弁護団 と厚生労働大臣(国)との間の合意です。

B型肝炎訴訟に関するお問い合わせは、全国B型肝炎訴訟北海道弁護団↓の事務局までお願い致します。

〒060-0042 札幌市中央区大通西12丁目ウエスト12ビル4階
全国B型肝炎訴訟北海道弁護団事務局
TEL 011-231-1941
FAX 011-231-1942

posted by 森越 壮史郎 at 18:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年11月13日

2025年の司法試験 合格者は1581人 最年少は18歳、最年長は69歳


以下は、弁護士ドットコムニュース(2025年11月13日)からの引用です。

「法務省は11月12日、2025年の司法試験に1581人が合格したと発表した(前年比11人減)。

合格率は前年比0.08ポイント減の41.20%(受験者数ベース)だった。

全体の受験者数は前年より58人増えて3837人(出願者4074人)で、1次選抜である短答式試験には、2902人が合格していた。

合格者は男性1102人、女性479人で、女性の比率は30.29%だった。

法科大学院在学中受験の合格者は712人だった。

平均年齢は前年より0.1歳下がって26.8歳。最年長69歳、最年少18歳だった(年齢は2025年12月末現在)。

合格者数を法科大学院別にみると、早稲田大が150人で最多。京都大(128人)、慶應義塾大(118人)、東京大(116人)、中央大(77人)と続いた。

合格率では、京都大が58.45%でトップ。次に愛知大(55.56%)、慶應義塾大(50.00%)、東京大(50.00%)、一橋大(47.66%)と続いた。

法科大学院を修了しなくても受験することができる予備試験を経由した合格者は428人で、合格率は90.68%だった。

●合格者の声

合格発表は法務省ホームページの他、霞が関の法務省前にある掲示板でも行われた。

16時の発表前から受験生らがあつまり、発表とともに「よっしゃー」と声を上げ、友人と抱き合う男性の姿もあった。

合格した受験生たちの喜びの声を聞いた。

「安心とうれしさがある。社会に少しでも役立つ弁護士になりたいです」(早稲田大学法科大学院・23歳女性)

「すでに企業法務の法律事務所に進むことが決まっている。ホッとした。感無量。ちょーきもちいい」(大学4年で予備試験に合格・23歳フリーター男性)

「とにかく安心した。法曹としての第一歩を踏み出せた。依頼者に寄り添える弁護士になりたいです」(慶應義塾大学・22歳男性)

「予備試験受けて働きながら臨んだ。休職して司法修習をうける」(メーカー法務部勤務・30歳男性)」





法務省の発表は↓

早速、札幌弁護士会の会長声明が出ています↓

posted by 森越 壮史郎 at 18:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月27日

「日本にいなかった」…民事訴訟巡り期日に裁判所へ出頭せず 容疑で32歳男を逮捕 福岡

以下は、産経新聞(2025/10/25)からの引用です。

「民事訴訟で指定された期日に裁判所に出頭しなかったとして、福岡県警東署は25日、民事執行法違反(陳述等拒絶)の疑いで福岡市東区照葉、自称、会社員の有藤雄弥容疑者(32)を逮捕した。同署によると「期日に日本にいなかった」と供述している。

逮捕容疑は令和6年6月5日と10月10日、福岡地裁から財産開示の義務者として、手続きの期日に呼び出しを受けながら、正当な理由がないのに出頭しなかったとしている。

同署によると、県警も複数回、出頭を要請したが応じなかったという。」





民事執行法213条は、「執行裁判所の呼出しを受けた財産開示期日において、正当な理由なく、出頭せず、又は宣誓を拒んだ開示義務者」は、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処するものと定めています。

これは、以前は30万円以下の過料の制裁しかなかったものが、数年前の法改正で厳罰化されたものです。

さすがに、逮捕されたのは、県警が県警への出頭を複数回要請したのに、応じなかったからということでしょうね。

posted by 森越 壮史郎 at 19:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする