2017年06月21日

覚醒剤使用に無罪 「尿の採取手続きは違法」 地裁判決


以下は、上毛新聞ニュース(2017年6月20日)からの引用です。

「自宅で覚醒剤を使用したとして覚せい剤取締法違反の罪に問われた群馬県高崎市の男性(41)の判決公判が19日、前橋地裁高崎支部であった。

永井秀明裁判官は、覚醒剤使用を立証するために県警が作成した尿の鑑定書について「尿の採取手続きに重大な違法がある」と証拠能力を否定し、「自白の真実性を補強する証拠は存在しない」として無罪を言い渡した。

判決などによると、男性は昨年1月8日に自宅で覚醒剤を身体に注射したなどとして起訴された。

高崎署の警察官が同9日午後6時10分ごろに男性への職務質問を始め、同8時55分ごろに保護した。

翌10日午前1時50分ごろに保護を解除し、捜索差押許可状を基に男性の尿を採取した。

検察側は職務質問が任意だったのに加え、男性が発進した車に向かうなど精神錯乱だったため保護したと主張。

一方、弁護側は車に突進した事実はないなどとして精神錯乱ではなかったと主張し、保護の必要がないのに拘束して採尿したことは違法と訴えた。

永井裁判官は3月15日付の証拠決定で、職務質問に関しては適法とする一方、弁護士の指示に従って動画を撮っていたことなどから「精神錯乱や自傷行為の恐れがあったとは認められない」と指摘。

身体を拘束したのは明らかに逮捕に当たるとし「典型的な無令状、無要件の逮捕だったと認められる」と強く批判した。

「保護と関連性がある尿の採取の手続きは違法だった」として尿の鑑定書の証拠能力を否定した。

弁護側によると、検察側は論告をしなかったという。

弁護人は「違法に集められた証拠を排除した本判決を、人権保護の観点から高く評価する」とした。

前橋地検は「判決内容を詳細に検討し、適切に対応したい」とコメントし、県警は「判決が確定していないため、現時点ではコメントを差し控える」とした。」




典型的な違法収集証拠の排除による無罪判決ですね↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/254493707.html
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/434775004.html

県警は「判決が確定していないため、現時点ではコメントを差し控える」とのことですが、検察側は、論告しなかったのだから、控訴する筈もないでしょうに。

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2017年06月16日

加計学園 文書一転「あった」 不自然、苦しい説明


以下は、毎日新聞(2017年6月16日)からの引用です。

「学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画を巡り、「総理のご意向」などと記された文書について、文部科学省は15日に「確認できなかった」としていた説明を一変させ、文書の存在を認めた。前回も調査したパソコンの共有フォルダーから文書が見つかったうえ、「記憶にない」と答えていた職員が今回は文書の存在を認めるなど、不自然さが次々に露呈。会見した松野博一文科相や調査担当者は苦しい説明に終始した。

「大変申し訳なく、結果を真摯(しんし)に受け止めている」。午後1時半すぎから記者会見した松野氏は硬い表情のまま用意した書面を読み上げ、前回確認できなかった文書の存在を再調査で認める結果になったことを謝罪した。ただ「前回調査はその時点で合理的だった」とし、問題があったとは認めなかった。

同省が再調査で存在を確認したと明らかにした14文書は、専門教育課の「獣医学教育」という共有フォルダーなどから見つかった。前回はこのフォルダー内にある「国家戦略特区」というフォルダーだけを調べたという。

前回文書を見つけられなかったことについて、会見に同席した同省の義本博司・総括審議官は「『国家戦略特区』(のフォルダー)を調べれば出てくるんじゃないかということで調査した。蓋然(がいぜん)性が高かった」と釈明。パソコンで検索をかければ瞬時に文書を探せたはずだが、文書のタイトルが分からなかったことなどを理由に「1000件(のファイル)を一つ一つ開けてみないと分からなかった」などと述べた。

また、これらの文書の一部を作成したと認めた同課の課長補佐は、前回のヒアリングに「記憶にない」と答えていたものの、「もう一度記憶を呼び覚ましたところ」(義本審議官)、回答が変わった。類似の文書を作成した記憶はあったものの、文書の様式が異なるものもあり、「短時間の調査で曖昧な記憶で答えるわけにはいかなかった」と説明したという。

記者から「職員から『文書はある』と報告を受けたのに隠蔽(いんぺい)したのでは」と問われると、義本審議官は「具体的な裏付けがある形で文書があると聞いたことはない」などと分かりにくい説明に終始した。

また、14文書には「レク資料」のための個人的なメモとして作られたものが含まれると強調しながら、そのメモに沿って大臣や副大臣への説明が行われたかについては「あったかもしれないが確認できない」と言葉を濁した。

ある文科省幹部は「あるものはある、ないものはないともっと早く言えたはずなのに、中途半端な対応をしたため文書の有無が政争の具になってしまった。文科省のイメージは悪くなる一方だ」と嘆いた。ヒアリング対象となった職員は「こういう形でばかり文科省が注目されるのは情けない。もっと前向きな仕事がしたい」と肩を落とした。」




「1000件(のファイル)を一つ一つ開けてみないと分からなかった」って、お役所のパソコンはウィンドウズですよね。

「パソコンで検索をかければ瞬時に文書を探せたはずだが」と書かれていますが、まさにその通りで、「総理 意向」「官邸 最高レベル」とかで検索すれば、あっという間に、出てきますよね。

そのくらいのことが、国民にわからないとでも、思っているのですかね。

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2017年06月14日

電子チケットを高額転売=詐欺容疑、43歳男逮捕−兵庫県警


以下は、時事ドットコム(2017/06/07)からの引用です。

「転売目的で人気アーティスト「サカナクション」のコンサートの電子チケットを購入したとして、兵庫県警サイバー犯罪対策課は7日までに、詐欺容疑で和歌山市園部、無職小西正敏容疑者(43)を逮捕した。

容疑を認めているという。

同課によると、電子チケットによる不法な高額転売の逮捕は全国初。

逮捕容疑は2016年9月、インターネットの販売サイトでコンサートの電子チケット2枚を申し込み、転売目的を隠して購入した疑い。

同課によると、小西容疑者は計1万3648円で購入したサカナクションのチケット2枚を、ネットの転売サイトに計7万4000円で出品していた。

14年以降、約6000万円を売り上げていたという。

小西容疑者は落札者とコンサート会場近くで落ち合い、電子チケットが表示される自身のスマートフォンを渡す代わりに、免許証など落札者の身分を証明する書類を預かる手口で入場させていたとみられる。

今年3月、チケット販売会社から情報提供があり、県警が捜査していた。」




古物営業法違反↓だけでなく、詐欺罪ですか。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/442183092.html

チケット代金はきちんと支払っていても、転売目的であることを知っていれば販売しなかったのに、それを秘して購入したから、詐欺罪が成立するということなのでしょうが…↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/304987255.html

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