2018年04月02日

ワンセグ携帯 NHKが逆転勝訴「契約義務あり」東京高裁


以下は、毎日新聞(2018年3月26日)からの引用です。

「テレビを視聴できるワンセグ機能付き携帯電話の所持者に、NHKと受信契約を結ぶ義務があるかが争われた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(深見敏正裁判長)は26日、1審・さいたま地裁判決(2016年8月)を取り消し、「契約義務がある」としてNHK側の逆転勝訴を言い渡した。

同高裁では別の裁判長らも22日に契約義務を認める判決を2件出している。

同種訴訟は全国で5件あり、1審でNHKが敗訴したのはさいたまの1件のみだった。

放送法は、テレビなどの放送受信設備を「設置」した者はNHKと受信契約を結ばなければいけないと規定しており、ワンセグ携帯の所持が「設置」に当たるかが争点だった。

原告は埼玉県朝霞市議の男性。

ワンセグ携帯のみ所持する場合は受信契約を結ぶ義務がないことの確認を求めてさいたま地裁に提訴した。

同地裁は「放送法の言う『設置』は『携帯』を含むとのNHK側の主張は無理がある」と指摘し、NHK側の敗訴とした。

22日に高裁判決があった2件はワンセグ携帯所持者が契約後に、契約の無効を主張したケースで、いずれも「『設置』は放送を受信できる状態に置くことを意味し、携帯所持も『設置』に当たる」として1、2審ともNHKの勝訴としていた。

受信料制度そのものについては、最高裁大法廷が昨年12月に「国民の知る権利を充足させるために合理的な仕組みだ」として合憲との判断を示している。」




この事件の続報ですね↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/441648430.html

和解による解決というのは、双方とも全く考えていないと思うのですが、1審判決から約1年半とは、随分と日数がかかりましたね。

当然、最高裁まで行くのでしょうが、さて、どうなるのでしょうか。

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2018年03月28日

小型犬飛び出して転倒、飼い主側に1200万円賠償命令


以下は、朝日新聞デジタル(2018年3月23日)からの引用です。

「飛び出してきた犬を避けようとして転び、けがを負ったとして大阪府高槻市の男性が、飼い主と保険会社に3948万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、大阪地裁であった。

塩原学裁判官は飼い主側に1284万円の支払いを命じた。

訴えていたのは40代の男性会社員。

判決によると、男性は2015年6月、高槻市内をランニング中、前方から飛び出してきたミニチュアダックスフントを避けようとして転倒。

骨折した右手首が曲がりにくいなど後遺症が残ったという。

飼い主は当時、犬にリードをつけて散歩させていたが、犬が突然走り出し、手を離してしまったという。
判決は、動物は予想できない行動をとり、飼い主は散歩の際はつないでおく義務があると指摘。

事故はリードから手を離したために起きたとして「過失は重い」と述べた。

その上で、後遺症で男性の労働能力が一部失われたとして、本来得られたはずの収入との差額867万円や治療費などの支払いを命じた。」




飼い主が支払わなければならない損害賠償額が明らかになれば、保険会社は当然支払わなければならない筈ですが、飼い主と保険会社の双方を訴えたのは、どうしてなのでしょうか。

同じ支払いを求める訴えなので、印紙代が増える訳ではありませんが。

いずれにしても、いざという時に助かるのが、保険です。

ペット特有の保険もあるようですが、自動車保険や火災保険、傷害保険の特約として付いていることも少なくないようです。

ただ、交通事故に遭った時の弁護士費用特約もそうですが、ネット保険の場合、自らが積極的に選択しないと特約は付きませんので、残念ながら、いざという時に調べてみたらダメだった、ということが多いですね。

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2018年03月27日

特殊詐欺「受け子」に逆転有罪 最高裁


以下は、日本経済新聞(2018/3/23)からの引用です。

「特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」として詐欺未遂罪に問われた愛知県の男(21)の上告審で、最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は22日、無罪とした二審・東京高裁判決を破棄し、逆転有罪を言い渡した。

懲役2年4月の実刑とした一審・長野地裁判決が確定する。

二審判決は、特殊詐欺グループのメンバーらが被害者の高齢女性への電話で「口座にどのくらいの金額が残っているんですか」「全部下ろした方がいいですよ」と発言した点について「現金を渡すよう求めておらず、人を欺く行為はなかった」と無罪とした。

第1小法廷は「電話の発言は現金交付に直接つながるウソが含まれており、被害者が現金を渡す危険性を著しく高めた」と指摘。

現金を渡すよう具体的に求める発言がなくても詐欺未遂罪が成立すると結論づけた。

一、二審判決によると、男は現金受け取り役の受け子で、詐欺グループの他のメンバーから指示を受けて高齢女性宅に現金を受け取りに向かい、警戒中の警察官に逮捕された。」




昨年12月の「だまされたふり作戦」に関する最高裁判決↓とは異なり、単なる詐欺罪の実行の着手の有無の問題なので、裁判所のホームページには掲載されないのではないかと思いましたが、早速、掲載されていました↓↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/455645679.html
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=87586

相変わらず減る気配のない特殊詐欺に対して、下らない言い訳は許すなよという、最高裁のメッセージでしょうか。

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