2012年09月28日

専門家らに禁錮4年求刑=ラクイラ地震予知失敗で−伊検察


以下は、時事ドットコム(2012/09/26)からの引用です。

「2009年4月に死者309人を出したイタリア中部ラクイラ地震で、発生を予知できず住民に警告しなかったとして過失致死罪で起訴された専門家ら7人に対する裁判があり、検察側は25日、7人それぞれに禁錮4年を求刑した。

地元紙によると判決は来月23日までに言い渡される見通し。

訴えられたのは、地震予知や被害評価を行う学識経験者ら当時の政府委員会メンバーら7人。

ラクイラで頻発していた微震の分析を地震発生の6日前に実施しながら、大地震になる可能性が低いと結論付けたことで、甚大な被害が出る事態になったとして昨年5月に起訴された。」



NHKは、ドキュメンタリーWAVE「訴えられた科学者たち 〜イタリア 地震予知の波紋〜」という番組を放送したそうで、私は視聴していませんが、その番組予告によると、「イタリアで<地震予知>を巡って、科学者と行政官が『過失致死』容疑で震災被害者に刑事告訴された。2009年4月、イタリア中部の都市ラクイラでマグニチュード6.3の大地震が発生、309人が死亡、2万棟を超える建物が崩壊した。ラクイラではこの数か月前から400回を超す群発地震が頻発し、人々の間で「大きな地震が来るのでは?」という不安が広がっていた。しかし、パニックと風評被害を恐れる市は、行政官と科学者で構成される「災害対策委員会」を開催、事実上の『安全宣言』を出した。その6日後に本震が起こり、甚大な被害が発生したのだ。市民たちは、市が『安全宣言』を出さなければ、危険を回避できたと、刑事告発に踏み切った。これに対し、科学者からは不確実な未来を予見し、罪に問われれば、科学者は何も発言できないと、反発が広がっている。災害対策委員会が安全宣言を出すまでの議論をもとに、災害の予知情報をどう伝えるべきか、検証する。」という内容だったそうです↓
http://www.nhk.or.jp/documentary/1208.html

極めて高度の確率で、近いうちに大地震が起きるという分析結果が出ていたのに、それを隠ぺいして「安全宣言」を出したというのであれば、過失致死罪(我が国では業務上過失致死罪)に問われてもおかしくはないですが、そういう話ではなく、素人でも「大きな地震が来るのでは?」と思ったのに、専門家が寄り集まっても予知できなかったのはけしからんという話であれば、感情論に過ぎないと思います。

実際のところは、どうだったのでしょうか。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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