2012年05月01日

【集団登校に暴走車】警察また不手際、被害者全員の氏名や住所を加害者の親へ無断提供


以下は、MSN産経west(2012.4.26)からの引用です。

「京都府亀岡市で登校中の小学生ら10人が死傷した事故で、自動車運転過失致死傷容疑などで送検された亀岡市の無職少年(18)の父親(47)に対し、京都府警亀岡署が死亡した松村幸姫(ゆきひ)さん(26)ら被害者10人全員の名前や住所、連絡先を無断で提供していたことが25日、関係者への取材で分かった。

被害者の個人情報を適切に取り扱うよう定めた犯罪被害者等基本法や地方公務員法に抵触する恐れがある。

亀岡署の大棚吉一署長は26日未明、署内で記者会見し、「(少年の父親に)連絡先を伝えるという不手際があり、被害者の家族を傷つけ、全く配慮が足りずおわびします」と謝罪した。

府警は今後、事実関係を調査し、処分を検討する。

大棚署長によると、少年の父親が事故翌日の24日朝に署を訪れ、「被害者におわびしたい」として連絡先の提供を求め、応対した署員が口頭で伝えたという。

松村さんの遺族によると、25日午後3時ごろ、松村さん自身の携帯電話に着信が数回あり、不審に思った遺族が表示された番号にかけ直したところ、少年の父親が電話に出た。

父親は謝罪の言葉を述べ、「葬儀に出席させてほしい」と要望。

遺族は断り、電話番号の入手先を問いただすと、亀岡署だと明かされた。

遺族は即日、署に抗議。

遺族のもとを訪れた大棚署長は、署員が父親の求めに応じて連絡先を伝えたことを認め、土下座して謝罪したという。

少年の父親は産経新聞の取材に、署から連絡先の提供を受けたことを認めた上で「何も話せない」と話した。

京都府警の友井昌宏警務部長は「現在、監察部門において事実関係を調査中であり、その結果に基づき厳正に対処する」とコメントした。」


また、以下は、同じくMSN産経west(2012.4.19)からの引用です。

事故当日夜に飲酒の安森府警本部長「申し訳ない」と陳謝 出席自体が軽率…

「京都・祇園の暴走車事故の発生当日夜、京都府警の安森智司本部長と山形克己交通部長が懇親会で飲酒していた問題で、安森本部長が19日、問題発覚後初めて府警本部で記者会見し「遺族とけがをされた方が心情を害されると思うと、大変申し訳ない」と陳謝した。

懇親会の開催を決定した経緯について、安森本部長は「幹部と協議し『被害者や遺族の心情を考えると懇親会は中止するべきではないか』という意見が出た」と明らかにし、「出席できる幹部だけで開催しようと私の判断で決めた」と述べた。

その上で「私が出席したこと自体が軽率な行為で、配慮に欠けていたと反省している」と陳謝。

山形交通部長の出席は「交通部長の方から、署長に応援を頼むために顔を出したいという話だったので、私が『分かった』と言った」と説明した。

2人が飲酒した点について「飲酒で捜査指揮ができない状態ではなかったが、配慮が足りなかった」と反省の弁を述べる一方、懇親会の開催の是非に言及し、「開催しない方が絶対によかったかどうか、今でも迷っている」と話した。」


起訴されて、証拠として取調べ予定の供述調書等に記載されていればともかく、我々弁護士が、弁護人や付添人として、謝罪や被害弁償・示談交渉をするために、警察・検察に被害者や遺族の連絡先を尋ねても、被害者や遺族の意向を確認の上でないと、教えて貰えません。

被害者の個人情報を適切に取り扱うよう定めた法律があるとのことですが、法律以前に、当たり前のことだと思っていました。

交通部では、1年365日交通事故を取り扱っているので、色々な意味で、一般的な感覚とずれてしまうのですかね。

我々弁護士も、ある意味、異常な事態を日常的に取り扱っていますので、気を付けなければならない面が、多々あると思います。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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