2012年04月24日

長崎ストーカー殺人:遺族、千葉県警の検証報告を拒否


以下は、毎日jp(2012年04月18日)からの引用です。

「長崎県西海市でストーカー被害に遭っていた女性の親族2人が殺害された事件を巡り、千葉県警習志野署員が被害届の受け付けを先送りにして慰安旅行に行っていた問題で、遺族が18日、千葉県警による再検証結果報告の申し入れを拒否したことを明らかにした。

遺族は殺害された山下久江さん(当時77歳)の次男茂人さん(55)ら。

慰安旅行問題発覚後の3月26日で「警察だけで再調査しても結果は信用できない」として長崎県警を通して第三者による再調査を求めていた。

今月13日、千葉県警から「再検証結果を報告したい」と打診があったが、「警察だけの検証は受け入れないと当初から言っている」と回答したという。

そのうえで千葉、長崎、三重3県警や国家公安委員会、警察庁に対し、第三者機関による再検証を改めて文書で要請した。

文書では「2人の死を無駄にしないよう、透明で客観性のある検証をお願いする」としている。

これに対し、千葉県警監察官室は「検証作業の最中なので、コメントは控えたい。来るべき時がきたらきちんと説明責任を果たす」としている。」


また、以下は毎日jp(2012年04月22日)からの引用です。

長崎ストーカー殺人:千葉県警本部長処分へ…慰安旅行問題

[長崎県西海市の2女性殺害事件で、千葉県警習志野署がストーカーの被害届受理を先送りし、慰安旅行をしていた問題について、警察当局は鎌田聡千葉県警本部長の監督責任を問い、処分する方針を固めた。

旅行の報告は受けていなかったものの、一連の検証を指揮した本部長としての責任を問われたとみられる。

ほかに処分対象者は県警本部、習志野署幹部ら10人前後になるとみられる。

事件は昨年12月16日発生。

山下美都子さん(当時56歳)と義母の久江さん(同77歳)が刺殺され、長崎県警は山下さんの三女(23)の交際相手だった筒井郷太容疑者(27)を殺人容疑などで逮捕した。

三女と家族は千葉、三重、長崎の3県警に相談や通報を重ねていた。

12月6日に被害届を出そうと習志野署を訪れたが、三女からの被害聴取は同12日に先送りされていた。

今年3月5日に検証結果を公表している。

旅行は昨年12月8〜10日に行われ、同署の刑事課係長とストーカー対策の責任者である生活安全課長は旅行で不在だった。

この事実は検証結果の報告書で触れられていなかった。

警察当局は報告書に記載がなかったことや、被害者からの相談に切迫感を持たずに対応にあたったことを問題視し、「本部長らの処分は免れない」と判断した模様。

県警の再検証も「旅行の事件捜査への影響は否定できない」と結論付けたとみられる。

鎌田本部長や森末治刑事部長らは「旅行の事実は伝えられていなかった」と答えていたが、再検証の中で「昨年12月時点で、森末刑事部長に旅行の件は報告していた」との証言も出ている。

森末部長は毎日新聞の取材に「記憶になく困惑している。報告を受けた際の書類にも記載されていない」と説明した。」


更に、以下は、朝日新聞デジタル(2012年4月23日)からの引用です。

千葉県警幹部20人規模処分へ ストーカー殺人捜査巡り

「長崎ストーカー殺人事件で、千葉県警習志野署の担当幹部らが被害届を先送りし、慰安旅行に出掛けた問題で、警察当局は千葉県警の鎌田聡本部長ら幹部を含む20人規模を処分する方針を固めた。

慰安旅行の捜査への影響と、当初の検証で慰安旅行を伏せたことで、警察への信用を失墜させた責任として処分は避けられないと判断した模様だ。

処分対象者は、鎌田本部長のほか、慰安旅行に触れなかった当初の検証に携わった県警刑事部と生活安全部の両部長や、調査担当の参事官らも含まれ、不十分な調査を了承した監督責任を問う見通し。

慰安旅行を許可した当時の習志野署長も含まれるほか、実際に慰安旅行に参加していた習志野署の担当幹部らには、対応の遅れが2人が殺害される重大な結果を招いたことを勘案して、懲戒処分が出る可能性もある。

慰安旅行の発覚を受けて、県警は、不祥事の調査を担当する監察部門が、旅行が捜査に与えた影響と、当初の検証に盛り込まなかった理由の再検証を進めていた。」


そして、更に、以下は、毎日jp(2012年04月23日)からの引用です。

ストーカー事件:千葉県警本部長ら21人処分

長崎県西海市の2女性殺害事件で、千葉県警習志野署がストーカーの被害届受理を先送りし、慰安旅行をしていた問題について、県警などは23日、鎌田聡本部長を国家公安委員会訓戒、当時の大場仁志習志野署長を戒告とするなど21人を処分した。

県警は同日、一連の問題について再検証結果を公表。

ストーカー被害を受けていた女性に被害届受理の先送りを伝えた同署刑事課係長や、ストーカー対策の責任者である同署生活安全課長が旅行に参加しなければ「より踏み込んだ対応を行うことができた」などと指摘。

旅行がストーカー捜査に影響した可能性があることを事実上認めた。

旅行の事実が隠蔽(いんぺい)された可能性については「各幹部がそれを伏せておくような指示や協議をした事実は見られず、隠蔽の意図は認められなかった」と結論づけた。

今年3月5日に長崎、千葉、三重の3県警が公表した検証結果に旅行の事実が盛り込まれなかった理由については「検証が警察内部の視点にとどまり、被害者や国民の視点からの評価がなされなかったこと」などを挙げている。


ストーカー事件:慰安旅行が捜査に影響 千葉県警、再検証

長崎県西海市の2女性殺害事件を巡り、千葉県警習志野署員がストーカーの被害届受理を先送りした直後に慰安旅行をしていた問題で、千葉県警は23日、旅行が捜査に影響を与えたことを認める再検証結果を公表した。

鎌田聡本部長が訓戒処分を受けるなど千葉県警で21人が処分を受け、7人が口頭厳重注意などを受けた。

ほかに長崎・三重県警で1人が処分、5人が口頭厳重注意など大量処分となった。

再検証結果は千葉、三重、長崎の3県警が3月に公表した事件対応の検証結果に旅行の事実が盛り込まれなかった点について、「事実を伏せておくような指示や協議はなく、旅行の影響を過小評価していた」として、組織的な隠蔽(いんぺい)の意図はなかったと結論づけた。

またストーカー被害を受けていた女性に被害届受理の先送りを伝えた同署刑事課係長や、ストーカー対策の責任者である同署生活安全課長が旅行に参加しなければ、「より踏み込んだ対応ができた」と指摘。

さらに署長や副署長らも積極的に対応していれば「(殺害の)発生は回避できる可能性があった」と言及し、「幹部としての役割を果たしていない」とした。


第三者による再調査をする様子はありませんね。

警察内部の視点では、旅行の事実が盛り込まれないのは、当たり前のことなのですかね。

明確な指示や協議はなくても、現場共謀ですとか、黙示の共謀という概念もあるのですが…。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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