2012年04月12日

上あご手術でガーゼ置き忘れ13年 岡山大病院


以下は、朝日新聞デジタル(2012年4月10日)からの引用です。

「岡山大学病院(岡山市北区)は10日、歯のかみ合わせを治す13年前の手術で、ガーゼ1枚(30センチ角の半分の三角形)を患者の上あご内に置き忘れていたと発表した。

患者がこの3月に岡山市内の別の病院で手術を受けて発覚した。

槇野博史病院長は「心からおわび申し上げる」と謝罪した。

岡山大病院によると、ガーゼが見つかったのはほお骨の裏付近にある「右上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる空洞部分。

1999年に当時20代の県内の女性が手術を受けた際、当時40代の歯科医が止血に用いたガーゼを置き忘れたとみられる。

女性が約1年前に蓄膿(ちくのう)症にかかり、今年3月の手術で偶然ガーゼが見つかった。

蓄膿症の原因となった可能性もあるとして、病院が医療費を負担するという。」


他の報道によると、慰謝料等も支払うとのことです。

病院が責任を認めるのは当然のことだと思うかも知れませんが、必ずしもそうではありません。

「うちのガーゼとは限らない」という反論を受けたことがあります。

それならまだしも、「血の海だったので、残っているのを発見できなかったことに過失はない」という反論を受けたこともあります。

ガーゼの置き忘れというのは結構あるミスで、病院側の実感としては、そうなのかも知れませんが…。

本件のように、責任を認めたとしても、あくまで、蓄膿症の原因となった「可能性」に過ぎないので、因果関係を争うこともあり得ます。

そうでなくても、損害額だけでも、大きな争いとなることがしばしばです。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/263990469

この記事へのトラックバック