2012年02月09日

君が代不起立で訓告、元教諭の処分取り消さず 大阪地裁


以下は、朝日新聞デジタル(2012年2月6日) からの引用です。

「卒業式の君が代斉唱時に起立しなかったことなどを理由に訓告処分を受けたのは不当だとして、大阪府門真市立中学校の元教諭の川口精吾さん(58)が門真市と同市教委を指導・監督する大阪府に対し、処分の取り消しと200万円の慰謝料の支払いを求めた訴訟の判決が6日、大阪地裁であった。

中垣内(なかがいと)健治裁判長は処分の取り消し請求について、「訓告は法令で定められた処分ではなく、裁判で取り消す対象にはあたらない」として却下。

「当時の校長は学習指導要領に基づき儀礼的行為として起立斉唱を求めており、思想・良心の自由を侵害しない」とし、慰謝料請求を棄却した。

判決によると、川口さんは3年生の学級担任だった2008年3月、卒業式の君が代斉唱で起立しなかった。

市教委の聴取にも応じず、09年2月に内部処分にあたる訓告処分を受けた。

判決後、川口さんは大阪市内で開いた記者会見で「君が代の問題は議論が必要」として控訴の方針を表明。

門真市教委は「引き続き国歌斉唱・国旗掲揚を適正に実施する」との談話を出した。」


処分の取り消しや慰謝料を認めなかった結論自体は、先日の最高裁判決↓からすると当然ということになるのでしょうが、訓告処分の取り消しについては、門前払いの訴え却下なのですね。
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/246865878.html

先日、最高裁が是認した「戒告」は、公務員の職務上の義務違反に対する懲戒処分の一種で、本人の責任を確認し、将来を戒める旨の申し渡しをする処分を言う(国家公務員法82条、地方公務員法29条、地方自治法135条など)のに対し、今回の「訓告」は、公務員の非違に対する上司の指導監督措置の一種で、懲戒処分のような法的効果を有しないので、法律の根拠に基づかずに行われており、国会公務員法、地方公務員法上の不利益処分にあたらないとのことです。

しかし、いずれにしても、記録には残るそうで、昇進等での不利な扱いは免れないとのことのようですが…。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 12:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
慰謝料とかどうして請求するんだよ。

川口さんは訓告というご指導を頂いているから

月謝を払うくらいでいいんじゃないか。
Posted by X at 2012年02月26日 08:50
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