2011年12月02日

武富士、更生計画白紙も…支援企業変更の可能性


以下は、YOMIURI ONLINE(2011年12月1日)からの引用です。

「会社更生手続き中の消費者金融・武富士が、韓国の消費者金融A&Pファイナンシャルの傘下で再生を図る更生計画が白紙になる可能性が出てきた。

A&Pが買収資金の約282億円を払い込まず、12月1日に予定されていた事業承継が12月末ごろまで延期となったためだ。

12月末までに買収代金が払い込まれる保証はなく、更生計画を作り直して新たな支援企業を探す可能性が強まっているとみられる。

更生計画を認可した東京地裁は、延期を認める条件としてA&Pが支払う買収代金を282億円から上積みすることを求めた模様だ。

12月中旬から始めるはずだった債権者への借金返済は遅れるとみられる。

武富士の債権者は、過去に払い過ぎた利息(過払い利息)の返還を請求した顧客などで約91万人に上る。

現計画では、武富士が返済できる割合を示す弁済率は3・3%だが、破産すれば1・9%に下がると試算されている。」

管財人は12月31日までに何とかすると発表していますが↓、他の報道では、急激な円高の影響でA&Pが資金調達できなくなったとか、A&Pに対する行政処分の可能性なども指摘されており、実際のところは良くわかりません。
http://morikoshi-law.com/pdf/takefuji_111130.pdf

武富士の会社更生手続きの不透明さ、不公正さに対して、過払い債権者の代理人である弁護士のみならず、全国各地の弁護士会が会長談話や意見書を提出するという異例の展開↓を押し切ってまで、裁判所が認可した更生計画が、このていたらく。
http://blog.livedoor.jp/takehuji/archives/4953557.html

いたくお怒りになった裁判官さまは、代金の上積みを求めたそうですが、そういう次元の問題じゃないように思います。

倒産によって既に企業価値は低下しているのだし、会社更生手続であろうと、破産手続であろうと、どこかに売却することはに変わりはなく、その間、新規貸付をしないことも、顧客から通常どおり返済して貰うことも変わりがないのだから、破産手続になると売却価格が下がるというのが良くわからない。

どの道、僅か1%程度の差なのであれば、純然たる第三者の破産管財人による透明かつ公正な手続の下、行うべきなのではないでしょうか。

札幌弁護士会所属弁護士森越壮史郎法律事務所ホームページ
posted by 森越 壮史郎 at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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