2018年08月31日

千葉地裁 令状GPS捜査、違法性なし 自動車窃盗は有罪


以下は、毎日新聞(2018年8月30日)からの引用です。

「千葉県警が2016年、全国で初めて裁判所から令状を取得し、全地球測位システム(GPS)端末を捜査対象者の車に取り付け捜査した連続自動車窃盗事件を巡り、窃盗罪などに問われた住所不定、無職、山本功一被告(44)に千葉地裁(野原俊郎裁判長)は30日、懲役10年、罰金30万円(求刑・懲役12年、罰金50万円)を言い渡した。

弁護側は捜査は違法として無罪を求めたが、地裁は「重大な違法性はない」と判断した。


判決では、令状ありのGPS捜査について「適法性について疑義がある」とした上で、今回の捜査に関しては「事前に(裁判所の)審査を受けて令状の発付を受けるなどしており、令状主義を潜脱(せんだつ)する意図はなかった」と指摘した。

検察側は当初、GPS捜査の情報を証拠として提出しなかったが、被告が法廷で「GPS捜査があった」と発言。

地裁が検察側に提出を求め、改めて審理が行われた。

検察側は論告で「重大な違法はない」と主張。

弁護側は最終弁論で「GPS捜査の期間は2カ月以上にわたり、被告のプライバシーは強く侵害された」などと反論していた。

判決によると、山本被告は16年9〜11月、千葉、埼玉両県で車両4台を盗むなどした。

最高裁は昨年3月、令状のないGPS捜査を違法とする初判断を示した。

令状ありのGPS捜査についても「疑義がある」とし、裁判官3人の補足意見では「全く否定されるべきではないが、限られた特別の事情の下で極めて慎重な判断が求められる」としていた。」





昨年3月の最高裁判決については↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/448335763.html

ただ単に、「疑義がある」とした最高裁判決を引用した上で、今回の捜査については違法性がないと判断した、というだけの話ではないでしょうか。

「事前に(裁判所の)審査を受けて令状の発付を受けるなどして」いるのですから、「令状主義を潜脱(せんだつ)する意図はなかった」のも、当然のことですし。

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2018年08月27日

弁護士の懲戒処分の情報


裁判所が夏季休廷期間のため、毎年、この時期は、これと言った裁判のニュースがありませんが、弁護士の懲戒処分のニュースが目に付くなあと思い、インターネットで検索していたら、こんなウェブサイトを見つけました↓
https://www.data-max.co.jp/category/licentiate_tr/licentiate_la

こんなウェブサイトもありますね↓
https://blogs.yahoo.co.jp/nb_ichii

日弁連発行の自由と正義には、まだ掲載されていない情報も掲載されていますので、インターネット版官報あたりから、情報収集しているということなのでしようね↓
https://kanpou.npb.go.jp/

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2018年08月22日

特殊詐欺グループにアジト提供 「ハコ屋」グループのリーダーを逮捕 警視庁


以下は、産経ニュース(2018.8.15)からの引用です。

「特殊詐欺グループに犯行拠点のアジトを提供するために、不動産仲介業者をだましてマンションの部屋を借りたとして、警視庁捜査2課は詐欺の疑いで、東京都杉並区和田の不動産会社代表、島津拓真容疑者(38)と、あきる野市伊奈の会社員、嶋貫見一(しまぬき・けんいち)容疑者(34)を逮捕した。

調べに対し、島津容疑者は「詐欺に関与していない」と容疑を否認し、嶋貫容疑者は容疑を認めている。

捜査2課によると、島津容疑者は詐欺グループにアジトを提供する「ハコ屋」のグループのリーダー格。

このグループは、個人の住居用など偽って借りたマンションの部屋を別の詐欺グループにアジトとして提供する犯行を繰り返していた。

グループの関与が疑われる犯行は、首都圏で20件確認されているという。

2人の逮捕容疑は平成29年2月下旬、東京都港区の不動産関連会社が所有する文京区のマンションの部屋を嶋貫容疑者が使用すると偽って借りたとしている。」





特殊詐欺の共犯ではなく、例えば、暴力団関係者と知っていればゴルフをさせなかったのにとか、転売目的と知っていればチケットを販売しなかったのにとかと同様に、端的に、特殊詐欺グループに犯行拠点のアジトを提供するためだと知っていれば部屋を貸すことはなかったのに、そうと知らずに貸させたということ自体が、詐欺になるということですね。

ただ、不動産仲介業者もだまされたでしょうが、被害者は、不動産仲介業者を介して、だまされて部屋を貸してしまった、貸主ではないでしょうか。

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